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深田恭子、泥酔・昼帰り常態化との報道…アルコール依存症・コントロール障害の心配も

文=Business Journal編集部、協力=片田珠美/精神科医
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深田恭子のInstagramより

 10日発売の週刊誌「女性セブン」(小学館)記事は、女優・深田恭子が自身のたび重なる深酒と酒癖の悪さが原因で、交際中の大手不動産会社シーラホールディングス会長・杉本宏之氏と破局危機にあると報じた。「セブン」によれば、深田は週に何度も夕方から翌日の昼までお酒を飲み、深夜にバーで杉本氏と怒鳴り合いのケンカにおよんだこともあったという。

 ここ数年だけをみても、深田は仕事面では順風満帆そのもの。2019年には“はじ恋”という愛称で話題作となった『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)、『ルパンの娘』(フジテレビ系)の2本の連続テレビドラマに主演し、翌20年も『ルパンの娘』第2シリーズに主演し、昨年は『ルパンの娘』の映画版も公開されるなど、文字通り“働きづめ”という印象だった。

 多忙な生活が影響したのかは定かではないが、昨年5月には適応障害と診断され活動休止に入ることが発表。舞台の稽古やCMの撮影なども重なり、同年7月期の連ドラ主演も控えていたなかでの休養となり、ドラマも降板し、心配の声が広まった。

「深田は所属事務所ホリプロの看板女優だが、ホリプロはタレントに仕事をぎゅうぎゅう詰めにして働かせるようなことはしない事務所なだけに、事務所による深田のスケジュール管理がどうなっているのかと疑問視する見方もあった。

 同じくホリプロの看板女優である綾瀬はるかは、長年連れ添うマネージャーがプライベートもがっちり守っており、報道でも醜聞のたぐいはほぼない。対照的に深田は最近、飲み歩く様子などがキャッチされることも増えており、もう少し事務所がしっかりケアしてもよいのではないか」(テレビ局関係者)

交際3年目の危機

 そんな深田と杉本氏の関係が公けになったのは、3年前の19年だった。杉本氏と一緒に金沢旅行を楽しむ様子や、深田が杉本氏の車に乗り込む様子などがたびたび報じられ、熱愛が発覚。一時は結婚秒読みともいわれたが、交際から約3年が経過した現在でも“ゴールイン”の音沙汰はなく、逆に破局危機が伝えられる状況になっている。

 杉本氏とはどのような人物なのか。24歳のときに起業した会社を拡大させ、05年には名証セントレックス市場に業界最年少で上場。だが、リーマン・ショックなどの影響もあり、負債が190億円以上にまで膨らみ、09年には民事再生を申請し事実上の破綻。その後、10年にはSYホールディングス(現シーラHD)を設立し成功をおさめ、現在の年間売上高は200億円超。杉本氏が“年商200億円”男とも称されるゆえんである。

 私生活では、05年に一般女性と結婚し一児をもうけたが、08年に離婚。11年には韓国人女優のオ・セジョンと再婚したが、18年には離婚。もし深田恭子と結婚すれば再々婚となるが――。

「熱愛報道が出た直後くらいの頃、杉本宏之氏は周囲に“結婚の前提”で交際していると漏らし、知人たちとの食事の席に深田を同席させることも多く、結婚を視野に入れていたことは明らか。昨年、深田の活動休止中に開かれたシーラHDの新サービス発表会でも、報道陣の質問に応えるかたちで『(深田を)支えていきたいですね』と語るなど、少なくてもその頃までは交際は順調だったとみられる。

 交際はすでに3年におよび、39歳という深田の年齢を考えると、いつ結婚してもおかしくはないとも考えられるが、逆に結婚に踏み切れない“何か”があり、それが2人の関係をギクシャクさせているのかもしれない」

アルコール依存症は自覚を持ちにくい

「ポストセブン」記事を読む限り、深田の“酒の飲み方”は心配されるレベルとも受け取れるが、『やめたくてもやめられない人』(PHP文庫)の著者で精神科医の片田珠美氏はいう。

「一番気がかりなのは、深田恭子さんが夕方から翌日の昼過ぎまで酒を飲むことも頻繁にあるという報道です。しかも、連日の深酒が理由で、恋人と破局危機にあるとのことですので、酒の飲み方をコントロールできなくなっているのではないかと懸念します。

 酒の飲み方を自分の意志ではコントロールできなくなることを『コントロール障害』と呼びます。この『コントロール障害』は、量、時間、状況の3つの点に表れます。

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『やめたくてもやめられない人』(片田珠美)

 まず、酒の量を調節できません。『今日は1杯だけ』と思って飲み始めても、飲んでいるうちにやめられなくなり、気がつくと何杯も飲んでいます。また、飲む時間もコントロールできません。『○時まで飲もう』と思って飲み始めても、その時間に切り上げられず、ずっと飲み続けるわけです。深田さんが夕方から翌日の昼過ぎまで酒を飲むのは、量も時間もコントロールできなくなっているからではないでしょうか。

 さらに、深田さんは飲む状況のコントロールもできないように見えます。結婚前提で交際中の恋人に、夕方から翌日の昼まで飲み続けることを何度も咎められて『もうしない』と謝ったにもかかわらず、態度がなかなか改まらなかったのは、その表れでしょう。本来であれば酒を飲むべきではない状況なのに、飲酒を我慢できないのです。

 この『コントロール障害』はアルコール依存症の核になる部分であり、飲酒への渇望が激しく、『飲みたい』という衝動を抑えられないことによるものです。そのため、飲酒による失敗や問題行動を繰り返していても、酒をやめられません。

『コントロール障害』を抱えているように見える深田さんは、アルコール依存症なのではないかと疑いたくなります。ただ、アルコール依存症は、“否認の病”と呼ばれるように、自分がアルコール依存症であるという自覚、つまり『病識』を持ちにくいのが特徴です。本人は、『自分は他人よりちょっと酒好きなだけ』『酒なんてやめようと思えば、いつでもやめられる』と思い込んでいる場合がほとんどで、自分から治療を受けようとはしません。深田さんも、自分がアルコール依存症であることを否認するはずです。

 深田さんは、恋人の杉本氏に別れを切り出され、『別れたくない』と懸命に伝えて、もう1度だけ本気でやり直すチャンスをもらったということですから、このチャンスを無駄にしないようにすべきでしょう。そのためには、自分が『コントロール障害』を抱えていることを自覚し、酒の飲み方を改める必要があります。一番いいのは、酒を飲むのをやめることです。一般的に、断酒よりも減酒のほうが難しいのですから。

 万一せっかくもらったチャンスを無にして、恋人と破局する事態になれば、孤独感と喪失感から『コントロール障害』がさらに悪化するのではないかと危惧しています」

(文=Business Journal編集部、協力=片田珠美/精神科医)

片田珠美/精神科医

片田珠美/精神科医

広島県生まれ。精神科医。大阪大学医学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。人間・環境学博士(京都大学)。フランス政府給費留学生としてパリ第8大学精神分析学部でラカン派の精神分析を学ぶ。DEA(専門研究課程修了証書)取得。パリ第8大学博士課程中退。京都大学非常勤講師(2003年度~2016年度)。精神科医として臨床に携わり、臨床経験にもとづいて、犯罪心理や心の病の構造を分析。社会問題にも目を向け、社会の根底に潜む構造的な問題を精神分析学的視点から分析。

Twitter:@tamamineko

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