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日ハム新球場ホテル「試合観戦」温泉、観客席から見られる懸念か…極上体験の入浴中に

文=Business Journal編集部
日ハム新球場ホテル「試合観戦」温泉、観客席から見られる懸念か…極上体験の入浴中にの画像1
エスコンフィールドHOKKAIDO(「Wikipedia」より)

 3月に開業した北海道日本ハムファイターズの新本拠地球場、エスコンフィールドHOKKAIDO(北広島市)。そのレフトスタンド上部にはホテル「tower eleven hotel」がそびえ立ち、窓から眼下のフィールドで行われる試合を観戦することができる温泉・サウナ「tower eleven onsen & sauna」が注目のスポットとなっている。一方、入浴中の姿が観客席から見えてしまうのではないかと懸念する声も広まっているようだ。

 3月30日にエスコンフィールドで行われた日ハム開幕戦は約3万1000人を集客し、地元住民からの注目度の高さをうかがわせたが、試合終了後の球場外は大混雑となり、新さっぽろ駅行きのバス停は約1時間待ちとなり、最寄り駅のJR北広島駅では入場規制がかかり、試合終了から1時間後の時点でも駅外に500メートルほどの列ができるなど、課題も残った。

 エスコンフィールドと周辺エリアを含めた北海道ボールパークFビレッジは、約32ヘクタールの広大な敷地内に球場のほかに数多くのショップや飲食店、ミュージアムなどの文化施設、自然を楽しむアクティビティ、キッズエリアなどが設けられ、野球の試合がない日でも365日楽しめるのが特徴。宿泊施設だけでもホテルの「tower eleven hotel」、プライベートヴィラの「VILLA BRAMARE」、手ぶらでキャンプ体験ができるグランピング施設「BALLPARK TAKIBI TERRACE ALLPAR」の3施設があり、なかでも注目度が高いのが、球場内のレフトスタンド上に設置された「tower eleven hotel」だ。12室ある客室から窓越しに試合を観戦することができ(「mountain view」タイプの客室はルーフトップテラスからの観戦)、球場にも入場できるほか、試合がない日もFビレッジ内の飲食店をはじめとする各施設を楽しむことができる。

 気になる同ホテルの宿泊料金だが、開幕3試合が行われた3月30日~4月1日、最も大きいスイートルーム「field view – suite」は16万5000円(最大宿泊人数5人、非試合日は14万3000円)、窓から夕張岳を眺められる「mountain view」は11万円(同3人、非試合日は7万7000円)となっており、現在販売中の7月までの試合日はほぼ満室となっている。

稀なケースなので評価は難しい

 そんな「tower eleven hotel」のウリといえば、フィールドを一望できる温泉・サウナ施設「tower eleven onsen & sauna」だ。球場内としては世界初となる天然温泉とサウナに加え、水風呂、案屋外のテラスシートなどもあり、ホテルの宿泊客以外も5000円(一般温浴チケット、ナイター開催時の16~22時の料金)で利用可能となっている。「温泉に入りながら眼下で繰り広げられるプロ野球の試合を見る」という極上の体験ができると話題の一方、入浴中やサウナ・テラスを利用中に肌を露出した姿を観客席から見られてしまうことを懸念する声もSNS上で続出している。

<外から見えそう>(原文ママ、以下同)

<ライトスタンドに双眼鏡持ったやつ増えそう>

<面白いと思うけど絶対落ち着かなそう>

<ホテルの室内から客席が見えるのはいいけど、客席からホテルの室内がみえるのはどうなんだろうか>

 こうした懸念について、Fビレッジ運営会社であるファイターズ スポーツ&エンターテイメントに問い合わせたが、期日までに回答を得られなかった。ホテル業界関係者はいう。

「『tower eleven』の温泉・テラス部分と球場フィールド内側は全面ガラス窓で遮断されているかたちではなく、首の高さくらいまでのガラスの仕切りはあるものの、上半分は仕切りがなく『開いた状態』のようなので、もし仮に観客席の人が興味本位で双眼鏡などでのぞきみようと思えば、見えてしまう可能性はあるかもしれない。

 一般的にリゾートホテルや旅館の入浴施設や客室バルコニーの屋外風呂は、極力外部からは見えないよう設計が工夫されており、特にホテルの外部、つまり宿泊客以外からは見えないように注意が払われている。『tower eleven』が難しいのは、建物としては事実上、球場と一体になっており、温泉を堪能しながら同時に球場にいる雰囲気を味わいつつ目の前の試合を楽しめるというのがウリでもあるという点。稀なケースなので評価は難しいが、温泉の構造をみれば、観客席から見える可能性は十分に認識できるので、そこは客の自己責任ということになる。見られたくない人は温泉に入らないという行動を選択するだろうし、水着着用が義務付けられているということなので、大きなトラブルは起きないのではないか。また、さすがに客室は観客席側からは見えにくいガラス窓を使用しているだろう」

(文=Business Journal編集部)

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