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吉本興業・岡本社長、辞任不可避の情勢に…“言い訳だらけ”最悪会見で完全に逆効果

文=編集部
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記者会見を行う吉本興業の岡本昭彦社長(写真:日刊スポーツ/アフロ)

 闇営業問題で揺れ続ける吉本興業岡本昭彦社長が、7月22日に一連の騒動をめぐって記者会見を行った。取り沙汰されているパワハラ発言の真意については「冗談だった」と明かしたものの、批判は一向に収まる気配を見せていない。

 騒動について大きな動きが見られたのは19日のことで、吉本興業が闇営業に関与した雨上がり決死隊・宮迫博之との契約解消を発表。そんななか、宮迫は20日にロンドンブーツ1号2号・田村亮と揃って会見を行った。吉本興業との面談中に岡本社長から「お前らテープを回してないやろうな」「俺にはお前ら全員クビにする力がある」などの発言があったことを明かしている。

 2人の会見は大きな注目を集め、インターネット上では「これが事実なら吉本興業は相当なブラック企業ということ。社長交代も含めて体制を根本から変えるべき」「脅迫じゃないの? 有名企業の社長を務める人間の発言とは思えない」「岡本社長の言動こそ反社会的でしょう」といった声が続出。また、21日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、ダウンタウン・松本人志が「吉本興業はこのままじゃ壊れていく、潰れていくんじゃないか」と危機感を露わにして話題を呼んだ。

 22日の会見で、岡本社長は一連の騒動を巻き起こした状況について謝罪。また、宮迫らについて“処分撤回”の意思を表明し、「戻ってきてもらえることがあるなら全力でサポートしたい」とも明かしている。宮迫と田村が2人だけで会見を行ったことに関しては、「コミュニケーション不足を痛感しております」と語った。2人の処分に言及した岡本社長は言葉を詰まらせ、長い沈黙を経て涙をぬぐいながら「同じテーブルで向かい合って彼らの思いに耳を傾けて、最善の解決策を考えていきたいと思います」とコメント。

 また、“テープ録音”の有無を尋ねた発言については「冗談と言いますか和ませると言いますか……」と釈明している。「クビにする力がある」という発言については「僕がまったくもってダメなところ」「怒ってしまうときに標準語で怒ることはない。今回も『クビや~』っと」と説明した。

 さらに、田村が吉本興業に「謝罪会見をしたい」と訴えたときに「在京5社、在阪5社のテレビ局は吉本の株主やから大丈夫や」と言われたという問題については「会見を生中継したいという要望があった。それに対して、吉本は東阪各局が株主なので、生中継をするにしてもどの時間帯にするのかというのを配慮しなければならないですよ」などと答えていた。

 しかし、歯切れが悪く回りくどい内容にネット上では批判が噴出。「言い訳だらけで自己保身しか考えていないように見える」「根本的な問題には触れず、とりあえず対処した感が満載。小物感がハンパない」「やらないほうがよかった」といった意見が続出している。

 さらに、所属芸人からも不満が相次いでいる。トレンディエンジェル・斎藤司は『直撃LIVE グッディ!』(同)で「一企業の社長として、なんでこんなに回りくどいことばっかり言って……」「(社長には)覚悟がなかった、という感じがして」とコメントした。また、たむらけんじも「(記者の質問に)まず『言いました』ならいいけど、『いや、あれが……』とか、すごく言い訳っぽく聞こえる。宮迫さん、亮の腹くくった発言に比べたら残念やなあ」と不満を吐露している。

BusinessJournal編集部

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