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東京電力エリア、新規参入組の草刈り場化で独占崩壊…東京ガスに契約者「大移動」か

文=松崎隆司/経済ジャーナリスト
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電力自由化で新規参入してくることである程度のシェアが食われることは予測していますし、これはピンチだと思っています。しかし、こちらもこうした動きに対抗するため600万kWh・1万7000円以上のヘビーユーザーを中心に、新しいサービスを展開していきます。また、すでにソフトバンクやビックカメラ、USENなどと提携して販売を強化する一方で、中部や関西圏内などを皮切りに全国に進出していく予定です。4月から1年間の間に首都圏では80万件、全国では20万件の新サービスの利用者を獲得していくつもりです」(東電広報担当者)

 東電のお膝元を狙う新規参入組に軍配が上がるのか、東電の全国制覇が実現するのか、戦国時代の幕が上がり、仁義なき下剋上の戦いが始まる。
(文=松崎隆司/経済ジャーナリスト)

●松崎隆司
経済ジャーナリスト。1962年東京生まれ。中央大学法学部を卒業後、経済誌出版社に入社。記者、専門誌編集長などを経て2000年1月に独立。 主な著書に『会社破綻の現場』(講談社)、『私が選んだ後継者』(すばる舎)、『教養として知っておきたい「昭和」の名経営者』(三笠書房)、『堤清二と昭和の大物』(光文社)などがある。

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