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ただ、「トヨタはアライアンスが苦手」(同)というだけあって、資本提携しているいすず自動車【編注:「 ず」の正式表記は踊り字】との提携事業は皆無だ。昨年包括提携で合意したマツダとも提携の目に見える効果は表れていない。今回のスズキとの提携についても記者会見で両社トップは「協議はこれから。何も決まっていない」と繰り返すばかり。具体的な協議に入るとグループで新興市場と小型車開発の根幹を担うことになるダイハツと、スズキとの役割分担の問題が浮上して交渉は難航する可能性も否定できない。
従来の規模を追求する提携から、環境技術や先進運転支援システム技術などの緩いかたちでの提携を広げることで、激変する自動車業界をどう主導していくのか。トヨタグループはこれまで以上に難しい舵取りを迫られている。
(文=河村靖史/ジャーナリスト)
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