ビジネスパーソンのなかには、ファッションに気を遣ったり、お金を回したりする余裕に欠けている人も珍しくないだろう。そんな方々の味方になってくれるのが、低予算で全身を手軽にコーディネートできる、ファストファッションブランドだ。
日本国内の代表的なファストファッションブランドといえば、ユニクロとGUだろう。両ブランドを擁する親会社のファーストリテイリングが4月12日に発表した2018年8月期の第2四半期決算によると、昨年9月1日から今年2月28日までの売上収益は前年同期比16.6%増の1兆1867億円、営業利益は同30.5%増の1704億円と、なかなかの好調ぶり。
8月31日までの連結業績予想については、売上収益を2兆500億円から2兆1100億円(同13.3%増)に、営業利益を2000億円から2250億円(同27.5%増)に、それぞれ上方修正している。
特に優秀だったのは、売上収益5074億円(同29.2%増)、営業利益807億円(同65.6%増)の海外ユニクロ事業だ。中華圏や韓国では冬物商品が、東南アジアやオセアニアでは夏物商品が好評だったという。
また、国内ユニクロ事業も売上収益4936億円(同8.5%増)、営業利益887億円(同29.0%増)と、やはり増益増収。今年は例年にもまして厳しい寒さが続いていたため、ユニクロのヒートテックやダウンにお世話になった方も多いのではないだろうか。
一方、GU事業も売上収益1058億円(同8.3%増)、営業利益91億円(同23.3%増)で、ユニクロ同様に黒字をマークしている。
これらの好成績は、ユニクロとGUの商品がこれまで以上に市民権を得ていることの証しだろうが、今回は両ブランドの「買うべき/買ってはいけない商品」を紹介しよう。基準としては、コストパフォーマンスは当然のこと、誰が着てもサマになりやすいかどうかを重要視した。