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JTの新型プルームテック、健康懸念物質99%カットと「吸いごたえ」の両立実現

構成=長井雄一朗/ライター
JTの新型プルームテック、健康懸念物質99%カットと「吸いごたえ」の両立実現の画像1中央右側が高橋部長、中央左側が岩崎マネージャー

 JTは1月29日より、低温加熱型のたばこ用デバイス「プルーム・テック・プラス」と、高温加熱型のたばこ用デバイス「プルーム・エス」を、Ploomオンラインショップ及び全国Ploom専門店で販売開始する。これにより、JTが販売する加熱式たばこ用デバイスは、発売中の低温加熱型の「プルーム・テック」と合わせて3ラインアップの展開となる。

 これまで、加熱式たばこは紙巻たばことの比較のなかで、「健康懸念物質が少ない」「燃焼に伴う煙がない」といった点で、「低温加熱型」と「高温加熱型」とにかかわらず、ひとくくりに捉えられていた。しかし、同じ加熱式たばこでも、加熱する温度によって、特徴は大きく異なる。JTでは、特徴の違いによってユーザーが加熱式たばこ製品を選択できるように「低温加熱型」と「高温加熱型」の2つのカテゴリーの製品をラインアップした。

 発売にあたり、JTはたばこ事業本部商品開発部の高橋正尚部長が「RRP(リスク低減製品)事業戦略」を、同部の岩崎譲二ブランドマネージャーが新製品の説明を行った。

 近年、たばこの楽しみ方が多様化しているなか、JTはたばこの選択肢を広げ、愛煙家が最適な製品をいつでも選択できるということを重視している。そのため、「多彩で魅力的な選択肢を提供していく」とのスタンスを取る。

 たばこ業界では、紙巻きたばこのほか、世界的にRRPが拡大している。日本たばこ産業をリードしてきたJTは、RRP事業にも注力し、紙巻たばことRRPのトータルで国内リーディングカンパニーとしてのポジションを維持・強化し、持続的な利益成長を目指していく。

 現在JTは、RRP製品について2つの重点ブランドで投資を行っている。加熱式たばこでは「プルームブランド」で日本を中心に、電子タバコでは「ロジックブランド」で欧米を中心に、それぞれ展開している。「2つの中核ブランドで重点市場でのプレゼン最大化とグローバルでの地位的拡大を図り、JTの持続的成長をけん引する」との方針で、たばこ事業でのグローバル化をさらに展開する。

 特に加熱式たばこは、日本が世界でもっとも大きな市場であり、先進国でもある。その意味では、日本での加熱式たばこの戦略は重要で、グローバル全体の成功につながるといえる。「中期的にはRRPカテゴリー内でもシェアNO.1を目指していく」とし、シェア奪還に意欲を強めている。

たばこは温度で選ぶ時代に

 従来、加熱式たばこは、「健康懸念物質が少ない」「燃焼に伴う煙がない」などとひとくくりに捉えられてきた傾向にある。しかし、同じ加熱式たばこでも加熱する温度によって特徴は異なる。

「そこで、加熱式たばこを“低温加熱型”と“高温加熱型”の2つのカテゴリーに分類し、これからは“温度で選ぶ時代”になると確信し、製品ラインナップを揃えました」(高橋部長)

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