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ガスト「山盛りポテト」が「山盛りじゃない」問題の真相…盛り方に規定があった

文=Business Journal編集部
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 人気ファミリーレストラン「ガスト」の「山盛りポテト」が、「まったく山盛りじゃない」と話題になっている。4月3日、X上に写真付きで同商品が投稿されると、8日までに900万回以上表示され、5000回以上リポスト、6.9万のいいねがつくほどの注目を浴びている。

 外食チェーン大手すかいらーくグループのなかで、洋食を業態で人気の高いガスト。特にハンバーグなどのグリル系メニューが定番で、価格の安さから“コスパが高いファミレス”として定評がある。グループの中でも最も店舗数の多いブランドで、2024年3月31日現在1271店を展開し、ファミレス業界トップを誇る。

 ガストの人気メニューといえば、ハンバーグ、ポテトフライ、オムライスが根強いが、なかでもポテトフライは、マクドナルドなどで採用されている「シューストリング」とい細めのポテトよりやや太い、「レギュラーカット」。食べやすく、ポテトのホクホク感も味わえるサイズで、ファミリーレストランでは一般的な太さだ。

 ガストのポテトフライは、お手軽サイズの「ちょい盛りポテトフライ」(250~350円・税込み/以下同)と、大容量がウリの「山盛りポテトフライ」(400~450円)の2サイズがある。そのうち「山盛りポテトフライ」について、量が少ないのではないかと疑問を呈する声がSNS上にあふれている。

 画像を見る限り、確かに「山盛り」とはいいがたい。新型コロナウイルスが蔓延する前まで、同商品は299円だった。それが、コロナ禍で外食産業全体に大打撃が加えられたほか、エネルギーコストや人件費の高騰などの要因も加わり、瞬く間に450円まで価格が上がった。2023年11月に400円に値下げされたが(店舗により異なる)、それでもガストのサイドメニューとしては、やや割高感のある価格設定だ。

 そのため、客にしてみれば価格に見合うだけの量かどうかは重要なポイントといえる。

 そこでBusiness Journal編集部は、まず事実確認を含めてガストの店舗で実際に「山盛りポテト」を注文してみた。

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 オプション(+20円)で付けたマヨ・ケチャによって片側に寄せられているとはいえ、山盛り感はあるといえなくもない。

 次にガストを運営する、すかいらーくホールディングスの広報部に、SNS上で話題になっている「山盛りポテトが山盛りじゃない」との声について見解を求めたところ、以下のとおり回答があった。

「ガストの『山盛りポテトフライ』は、内容量、盛り方について規定を設定しております。 基準の内容量とともに、『高く盛り付ける』ことを手順のポイントとしておりますが、盛り付け方が適切ではない状態で提供されてしまった点について、深くお詫び申し上げます」

 平たい皿に盛り、ネコ型の配膳ロボットが運んでくることで、高く盛っても多少崩れることもあるのかもしれないが、内容量は“規定通り”ではあるはずだ。

(文=Business Journal編集部)

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