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スタバでもコメダでもない…海外のコーヒーマニアも注目?東京の人気カフェ11店

文=Business Journal編集部、協力=柳隆晴/バリスタ
スタバでもコメダでもない…海外のコーヒーマニアも注目?東京の人気カフェ11店の画像1
「コーヒーカウンティ」のInstagramアカウントより

 ある海外の投稿サイトで「世界中のコーヒーマニアが注目する日本のコーヒーショップはどこか」「東京でお薦めのコーヒーショップはどこなのか」というテーマが話題となっているようだ。一般の人にとっては、「スターバックスコーヒー」や「ドトールコーヒーショップ」「コメダ珈琲店」「タリーズコーヒー」といったチェーン店以外に思い浮かぶ店がないという人も珍しくないだろう。今回はコーヒー好きの外国人旅行客にもお薦めできる東京のカフェ11選を専門家に聞いた。

 そもそも、日本のコーヒーシーンというのは海外から注目されているのか。X(旧Twitter)上で「元コーヒー嫌いのバリスタ・ぎっさん」名で情報を発信しているバリスタの柳隆晴氏はいう。

「海外では一杯一杯丁寧に入れるハンドドリップコーヒーというのは珍しく、日本独自といっていいスタイルです。海外から来た人が日本で訪れて気に入ったカフェをTikTokなどで紹介し、海外のコーヒー好きの方々がそれをチェックして日本に来てカフェ巡りをするという動きはあるようです」

 そこで、柳氏に東京でお薦めのカフェを11店紹介してもらった。

COFFEE COUNTY Tokyo/コーヒーカウンティ

 個人的に最近では一番お気に入りのお店です。本店は福岡で、昨年に東京にオープンしました。店内は洞窟のようなつくりになっており、足を踏み入れると非日常的な空間になっています。浅煎りでストレートのコーヒーはしっかりと豆の個性や苦みを味わうことができ、スタッフの方々の接客も親切・真摯なのも好印象です。
 (住所:東京都世田谷区北沢1-30-3 1F)

茶亭 羽當(ちゃてい はとう)

 店内の雰囲気が近未来的で、コーヒーを入れるカップがどれも非常に凝ったものなのも、このお店の楽しい部分です。コーヒーは豆の焙煎具合が絶妙で、バランスの良い仕上がりになっています。
 (住所:東京都渋谷区渋谷1-15-19 二葉ビル 2F)

1 ROOM COFFEE/ワンルームコーヒー

 中板橋というコーヒーショップにしては珍しいエリアにあるお店です。店員さんがお客さんに声をかけるタイミングが絶妙で、良い距離感を保ってくれます。魅力的なトーストやスイーツのメニューが揃っており、地方からもカフェ好きたちが訪問するほどの人気店です。コーヒーはハンドドリップ、エスプレッソ、フレンチプレスで、中煎りなのが特徴で、豆は常時3~4種類ほどのなかから選べるようになっています。
 (住所:東京都板橋区中板橋30-1 コーポ亀井 1F)

COFFEE NOVA/コフィノワ

 蔵前にある、まさに“街なかにあるコーヒーショップ”で、下町のおじいちゃんやおばあちゃんたちも気軽に立ち寄る、雰囲気の良いお店です。コーヒーは浅煎りも深煎りもそろっており、期間限定メニューである『あまおうのフルーツサンド』が人気で、これ目当てで来るお客さんも少なくないようです。
 (住所:東京都台東区蔵前3-20-5)

LATTE ART MANIA TOKYO

 外苑前にあるお店で、カウンターや椅子、調理器具、食器がすべて黒で統一されている店内が特徴的です。数々のラテアート大会でチャンピオンになっているバリスタがコーヒーを注いでくれます。カフェラテはミルクが細かくて美味しいのに加え、バリスタが会話をしながらラテに絵を描いてくれるなど、カフェアートをエンタメとして見せてくれるのも楽しいです。TikTokでお店を知って来店する外国人観光客の方も多いです。 
 (住所:東京都港区北青山2-9-13)

私立珈琲小学校

 錦糸町にあるこのお店は「先生に会いに行く」というコンセプトで、来店のことを「登校」、商品の品切れのことを「早退」と呼んでいて、本当に先生に会いに行く感じを味わえるのが面白いです。浅煎りのドリップコーヒーやエスプレッソが特徴で、スイーツやパンも充実しています。
 (住所:東京都墨田区錦糸4-9-9 宮本マンション2-102)

マーメイドコーヒーロースターズ池袋本店

 雑貨や内装に凝っていてセンスが良く、店内にいるだけで楽しい気分になれます。10~15種類ほどのコーヒーをテイスティングできるのが特徴で、夜22時まで営業しており、カフェとしては貴重な存在です。
 (住所:東京都豊島区東池袋1-23-4)

MIA MIA TOKYO/マイア マイア トーキョー

 東長崎の周囲にお店なども少なく、のどかな場所に2020年にオープンしたお店です。一つのお店ができたことで街の人の流れが変わるという現象がしばしば起こりますが、まさにそのような変化を生んだお店といえます。店主はオーストラリア出身の方で、現地のカフェ文化を楽しむことができます。浅煎りのコーヒーが4種類ほど用意されており、いろいろなゲストを呼んでコーヒーを入れてくれるといった取り組みも行われています。
 (住所:東京都豊島区長崎4-10-1)

Cafe 1 Part/カフェワンパート

 ラテアートの世界大会にも出場経験のあるバリスタがコーヒーを入れてくれます。一つひとつのコーヒー豆からの抽出技術をものすごく研究していると感じられる、非常に奥深いコーヒーを味わうことができます。浅煎りから中煎りで、ドリップコーヒーが3種類ほどとエスプレッソも用意されています。また、このお店はなんといっても、バスクチーズケーキやシフォンケーキ、テリーヌ、プリン、カヌレなどのスイーツが絶品なのが有名です。
 (住所:東京都新宿区水道町2-3 星川ビル1F)

スワンプ

 西新宿にあるコーヒースタンドで、浅煎りのコーヒーが10種類ほど用意されています。昭和初期を思わせる西新宿のどこか懐かしさを感じさせる路地裏。そんな場所に、築50年ほどのアパートをリノベーションした作られたお店です。
 (住所:東京都新宿区西新宿7-21-12 れんげ荘)

Overview Coffee Nihonbashi

 米国のポートランドにあるお店が今年2月に日本橋のシェアオフィス内にオープンさせたお店で、環境負荷の低いコーヒーを提供している点が特徴であり、今後話題になりそうだと注目しています。バリスタは気さくな方で、コーヒーはハンドドリップとエスプレッソの2種類があります。
 (住所:東京都中央区日本橋本町2-4-7 遠五ビル 1F)

(文=Business Journal編集部、協力=柳隆晴/バリスタ)

柳隆晴/バリスタ

柳隆晴/バリスタ

コーヒーが大嫌いだったバリスタ。JBA(日本バリスタ協会)認定バリスタ。年間200店舗以上カフェを巡っています。本業でカフェ勤務する傍ら、SNSやブログでコーヒー関連情報の発信。初心者向けラテアート講習会の運営もしている。カフェ好きの裾野を広げる活動を個人で行っている。macaroni、ヒトサラマガジンなど、様々な媒体の記事監修、執筆経験有り。
BARISTA STYLE

Twitter:@nocafenolife_

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