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鮫肌文殊と山名宏和、と林賢一の「だから直接聞いてみた」 for ビジネス

JRの“神対応”冴えわたる?駅改札前の物産展、JRの取り分や出店基準を質問すると…

文=林 賢一
JRの“神対応”冴えわたる?駅改札前の物産展、JRの取り分や出店基準を質問すると…の画像1「Thinkstock」より

 この連載企画『だから直接聞いてみた for ビジネス』では、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問(?)を、当事者である企業さんに直撃取材して解決します。今回は放送作家の林賢一氏が、の改札前に出店されている物産展にまつわる疑問について迫ります。

【今回ご回答いただいた企業】
 東日本旅客鉄道(JR東日本)様

 よく駅の改札前に出店されている物産展。

 これが侮れない。先日、JR八王子駅の改札前のコンコースで、山梨物産展が開催されていた。そこで水饅頭が販売されており、6個入りが580円だった。その6個入りを買おうとしたら「2つ(12個)買うと1000円だよ」と店員のおばちゃんに言われたが、「いや1つでいいです」と1000円札を出すと、おばちゃんはニヤっと笑ってレジへ。すると「はい、お釣り500円になっちゃった!」とお釣りをくれたのである。

 おばちゃんのさじ加減で値段は変わる。おそらく2つ買った体にして値引きしてくれたのだろうが、プチ嬉しかった。そのことにも少し驚きつつ、帰り道すがら水饅頭を食べると美味だった。こんなことがあるから物産展はやめられない。

 冷静に考えると、そのコンコースという立地は最高である。改札前への出店はその駅を使用する人々ほぼ全員に存在を知らしめることができる。ということは、出店料は相当高そうである。だが、もし個人で出店できるとしたら、かなり売れそうである。とはいえ、あそこは公共の場でもある。出店できる基準などはあるのだろうか? 

 そこでJR東日本・ご意見承りセンターさんに直接聞いてみた。

「JR改札前の物産展販売って、どういう仕組みなのですか?」

担当者 はい、お答えする前にですね、3点ほど私どもから確認させていただきたい事項がございます。

–はい。

担当者 まずですね、出店の希望駅はどちらですか?

–希望……ですか。駅によって出店の値段とか違うのであれば、それをお聞きしたいのですが。

担当者 スペースなどによっても異なってくるとは思うのですが、私どもの部署で今その説明はできません。まず、出店の希望駅と、希望の日時、それと販売の品目。この3点をまずご確認させていただきたく、まずは希望の駅をお伺いしたいのですが。

–では、八王子駅でお願いします。

担当者 希望の日時と期間は、いつ頃をお考えでしょうか?

–日時はですね……まず改札前の場所を借りられるのかどうかをお聞きしたい段階です。

担当者 左様でございますか。それでは品目は何を?

–改札前の場所自体がいいな、と思っていたので、ああいった場所で自分が何をできるのかどうか、というのを聞きたい段階ですので……。

林 賢一

林 賢一

1979年、五反田生まれ。脚本、構成。学生時代から古舘プロジェクトで修業。参加作品は、『トーキングフルーツ』(フジテレビ・火曜深夜24時25分~)、ドラマ『恋とか愛とか(仮)』(広島ホームテレビ・木曜深夜24時15分~)、舞台『古舘伊知郎トーキングブルース2014』、アニメ『脇役目線』(WOWOW)など。映画監督・入江悠と仲間たちによる映画メルマガ【僕らのモテるための映画聖典】で「映画のカット数を数える」という無謀な企画を連載中。

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