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●株価が示す先行き不透明感
アンジェスの個人株主は推計で1万7000人強。会社側では8月11日に開催した決算説明会で、コラテジェンの患者への投与を14年12月期の第3四半期(7~9月)に米国でスタート予定であることを表明。その後、欧州などに広げるとしている。国内では16年、米国で18年の承認申請を目指すという。
だが、前途は多難との見方も多い。13年には臨床最終試験まで進んだメラノーマ(悪性黒色腫)治療薬について、提携先が有意な改善効果が認められなかったとしてプロジェクトの開発を中止。株価が急落した経緯もある。新薬候補もコラテジェンの一本足打法になりつつあり、ポートフォリオリスクも高まっている。
株価はかつて、遺伝子治療薬の開発期待により03年には一時3444円(分割権利落ちを考慮した実質)まで買われた経緯がある。しかし、現在では300円台前半と10分の1以下にまで売られている。株価も、期待よりも先行きの不透明さを映し出しているようだ。
(文=編集部)
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