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ほかにも、派手な飾りのついたものや、オリジナルキャラクターをあしらったもの、きれいな刺繍が入ったものなど、独自の御朱印帳を作成する神社や寺院も増えており、積極的に御朱印ガールを取り込もうとしているようだ。
東京都内のある神社の宮司は、「かつては社務所に若い女性が立ち寄ってくれることはありませんでした。しかし、御朱印を求めて神主を訪ねてくる女性が多くなりました。若い世代の女性が神社に興味を持つきっかけになってくれれば、うれしく思います。初詣やお宮参り、受験の祈祷などの特別な時だけでなく、気軽に参拝してもらえるようになればと期待しています。身近に感じてもらえる存在でありたいです」と語り、たとえブームだったとしても、今までめったに参拝しなかった層にとって神社を訪れるきっかけになることを歓迎する姿勢を見せた。
ネット上でも、批判的な意見だけではなく、「参拝して御朱印もらって、周辺でおいしいものを食べて帰る。これだけでも楽しそう」「御朱印ガールというネーミングは嫌だけど、御朱印集めは楽しそう」「御利益ありそうだし、御朱印集めやってみよう」など、好意的な意見も少なくない。
きっかけはどうあれ、普段は敬遠しがちな寺院や神社に対して興味を持つようになり、そこで厳かな空気を肌で感じれば、考え方は変わるのかもしれない。
(文=西山雄基/マーケティングコンサルタント)
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