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ところが、日産の14年度の国内生産台数が前年度比8.9%減の約91万台となり、1960年代以来初めて100万台を下回る見込みとなった。経営目標である「国内生産100万台の維持」が未達になる可能性が出てきたのだ。そこで、NMKVで共同開発している2車種をさらに増やし、一部を日産で引き受ければ国内生産台数100万台をクリアできると計算したわけだ。
三菱自はこの動きに猛反発するが、三菱自は提携の解消まで踏み込むことはないとみられている。「三菱自としては生産台数が減ると経営への打撃があまりに大きい。何がなんでも国内生産100万台を達成したい日産に押し切られて、生産の一部を日産に譲らざるを得ないのではないか」(外資系証券会社の自動車担当アナリスト)。しかし、日産のこうした強引なやり方が、今後の両社の関係に大きな禍根を残すことになりかねないだろう。
(文=編集部)
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