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●新しい経営者が必要
2月19日付本連載記事『大塚家具、父娘げんかの原因は「2人とも経営が駄目だから」?娘社長のブレる経営迷走』でも指摘したが、久美子氏が主張する、あるいは目指している「改革」は中途半端で機能していない。それが父娘の経営権を争う原因の一つだ。かといって、勝久氏が「10年前に帰れ」と主張している流儀も05年には壁にぶつかってしまっている。IKEAやニトリなどの有力な競合がいなかった時代のビジネスモデルに戻しても、もはや機能しない。
大塚家具は新しい経営戦略を持たなければならない。そしてそれを実現するには、大塚父娘でない新しい経営者でなければならないと筆者は考えるが、資本の論理により経営権は3月27日の株主総会で決せられる。どちらがプロキシ・ファイト(委任状争奪戦)で凱歌をあげるのか。『ワイド!スクランブル』で共演したテレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏が「生中継しよう!」と提案していた。
(文=山田修/経営コンサルタント、MBA経営代表取締役)
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