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【北京時事】中国自動車工業協会が11日発表した2023年の新車輸出台数は、前年比57.9%増の491万台だった。日本を抜き世界首位に浮上することは確実。中国の新車販売台数は12.0%増の3009万4000台と、初めて3000万台を突破し、15年連続で世界トップを維持した。
中国では近年、政府の後押しもあり、電気自動車(EV)など新エネルギー車(NEV)関連産業が急成長している。国内で市場競争が激化する中、最大手の比亜迪(BYD)などは海外展開を加速。NEVの輸出台数は77.6%増の120万3000台と、全体の伸びをけん引した。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、日米欧メーカーが撤退したロシアへのガソリン車の輸出も急増した。
日本の1~11月の輸出台数は399万台で、通年でも400万台前半にとどまるとみられる。欧州や東南アジアではEVの需要が急増しており、日系メーカー関係者は「今後、EVを強みとする中国勢の輸出はさらに伸びる」と身構える。
一方、23年のNEVの販売は37.9%増の949万5000台。新車販売に占める比率は31.6%と、過去最高を更新した。
自工会は24年の新車販売台数を3100万台超と予想。伸び率は3%強にとどまるとみている。
12月の中国新車販売台数は前年同月比23.5%増の315万6000台。輸出台数は54.3%増の49万9000台だった。(了)
(記事提供元=時事通信社)
(2024/01/11-19:42)
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