『グランメゾン東京』悪条件下で驚異的高視聴率…20%超え&『ドクターX』超えの勢い

 なかには、

「ていうか何十年も俳優やってて、演技がアップデートされないのヤバくない?」

「なんで若い頃と同じ演技のままで良いと思ってるんだろう?」

といった辛口コメントもみられたが、

キムタクドラマの雰囲気や、本人の演技はワンパターンなのがわかっていても、やっぱり『キムタクだから見てみよう』ってなる不思議」

「むしろ“いつものキムタクドラマ”なら内容はしっかりしてるだろ」

「なんだかんだでそこそこ視聴率も取れるし、一定の需要はあるんだよ」

という意見も。プロ野球の延長により、ラグビーW杯・日本vs.南アフリカの生中継(NHK総合)と放送時間が重ならずに済んだことにも、「キムタクってやっぱり“持ってる”」との声が寄せられていた。テレビ局関係者は語る。

「運よくラグビーW杯の中継と放送時間帯が被らなかったとはいえ、ラグビーの熱戦に2時間以上も釘付けになっていた視聴者のなかには、入浴や家事、翌日の準備やスマホチェックなど別のことをするためにテレビの前から離れた人も多かったはず。さらに日本シリーズの試合延長で50遅れでの放送開始という不運が重なったなかでのこの視聴率は、驚異的だと感じます。

 今クールは『ドクターX』が『グランメゾン東京』のライバルととらえる見方も多く、初回は20%を超えた『ドクターX』に軍配が上がった格好ですが、『ドクターX』の内容には早くも“マンネリ化”を指摘する声も多く、シーズン6まで引っ張った“無理感”も否めません。一方、『グランメゾン東京』は新鮮でドラマとして見応えがあり、内容的にも今後の展開が気になるつくりに仕上がっています。これだけの悪条件下で12.4%をマークできたということは、今後回を重ねるごとに視聴率が伸び、20%超え、さらには『ドクターX』を逆転する可能性も十分に考えられます」

 共演には鈴木と沢村のほか、Kis-My-Ft2・玉森裕太、及川光博、尾上菊之助などが名を連ねており、“幅広いキャスト”への期待値は高い。初回を終えて「おもしろかった!」「次も見よう」という声も多くあがっているので、ここから視聴率が右肩上がりになることを祈りたい。

(文=美神サチコ/コラムニスト)

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