生田斗真はCDデビューすべき?
“異色のジャニーズ”ともてはやされていたのも今は昔。ジャニーズを取り巻く状況もここ数年で一変し、俳優・生田斗真もまた岐路に立たされている。ある週刊誌の記者は次のように語る。
「そもそも生田くんは嵐のメンバーと同期でジュニア時代から人気者でしたが、嵐結成のときになぜかメンバーから漏れてしまったのが“異色のジャニーズ”の始まり。そんな嵐も来年いっぱいで活動休止ですから、生田くんも彼らと同じくいろいろ思うところはあるでしょう。また、同じく同期の関ジャニ∞も錦戸くんが抜けて5人編成となり、新たな岐路に立たされています。そんな激動の時代に生田くんが『俺の話は長い』を選んだことは、非常に興味深いと思うんですけどね。つまり、今までと同じやり方をしていたら何も変わらないんだと彼は気づいたのではないでしょうか。『俺の話は長い』はかなりの野心作ですが、今後もいろんなチャレンジをしていくという気持ちの表れなんだと思います。
一方時代は流れて今や、元KAT-TUNの赤西仁くんや元関ジャニ∞の渋谷すばるくんなどの“やめジャニーズ”が自身のファンクラブやレーベルを設立し、成功していたりする。もはや“異色のジャニーズ”だけでは太刀打ちできない時代が到来したということですよね。個人的には、“歌わないアイドル”だった生田くんがこのタイミングで突然CDデビューとかアイドルグループを立ち上げるといったチャレンジをしてほしいと思ってます。おそらく、『俺の話は長い』よりもよほど話題になるし、売れると思うのですけどね(笑)」
各界から非難ごうごうな今回の『俺の話は長い』。生田斗真がジャニーズ激動期に挑んだ渾身の野心作だと思えば、彼の長い話も少しは聞けるようになるのかもしれない。
(文=藤原三星)
藤原三星(ふじわら・さんせい)
ドラマ評論家・コメンテーター・脚本家・コピーライターなど、エンタメ業界に潜伏すること15年。独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を中心に量産中。<twitter:@samsungfujiwara>