ビジネスジャーナル > エンタメニュース > 『ごめん~』の不安要素は吉岡里帆?
NEW

『ごめん、愛してる』の不安要素、吉岡里帆の「超勘違い女ぶりがムカつく!」

文=美神サチコ/コラムニスト
1707_nagase550.jpg「Thinkstock」より

 7月9日から放送開始となった、TOKIO・長瀬智也が主演を務める連続テレビドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系)。第1話の平均視聴率は9.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、初回から2ケタを逃すという不安な幕開けとなってしまった。

 同ドラマは2004年に韓国で放送され、同国では最高視聴率29.2%を記録するなど、一大ブームを巻き起こした人気作を日本版にリメイクしたもの。長瀬は、幼い頃に母親に捨てられ、裏社会で生きてきた岡崎律を演じる。

 第1話で事件に巻き込まれた律は頭に致命傷を負い、いつ死を迎えてもおかしくない体となってしまう。死ぬ前に母親と会って親孝行したいと考えた律は、日本で母・日向麗子(大竹しのぶ)を探し出した。しかし、麗子は天才ピアニストの息子・サトル(坂口健太郎)に愛情を注ぎながら、律のことなど忘れて裕福な暮らしをしていたと知り、愕然とする……という展開だった。

 ジャニーズのアイドルがドラマに起用される場合、インターネット上では批判的な声が起こることが多いものだが、長瀬に関してはさほど聞かれないような気がするし、むしろ「長瀬くんだから楽しみ」といった書き込みが多かった印象だ。

 一方で、「長瀬くんは好きだけど、韓流ドラマは好き嫌いが分かれそう」との声もあったように、たしかに好き嫌いの分かれそうな内容、設定ではある。しかし、韓流に抵抗感を持つ人々を取り込むことはできないとしても、逆に好きだという層や、長瀬ファン、そして“ヒット枠”として知られる同局の「日曜劇場」に期待している視聴者は、とりあえずでも初回を見ただろう。

 私としては、長瀬の演技は鼻につくところもなかったし、画になっていたと思う。また、ちょっと神経質そうな麗子を演じる大竹には、やはりベテラン女優の貫禄を感じたし、坂口に関しても、お坊ちゃまなサトル役はピッタリだった。

 それでも、正直に言って今夜放送を迎える2話以降は、さらに低迷していく可能性が高い。その不安要素となっているのは、吉岡里帆が演じる三田凛華というキャラクターである。

 凛華はサトルの幼馴染で、彼のサポート役を務めているが、密かに恋愛感情を抱いているといった一面もあるキャラクター。そんな凛華は、韓国の路上で荷物を盗まれたところを、偶然通りかかった律に助けられる。その後、律と食事に行ってベロベロに酔っ払ってしまう。異国の地で荷物を失くしたとあれば、普通は気が引き締まりそうなものだけれど、凛華はサトルがほかの女性とデートに行ったことのほうがショックで、酔っ払って律に絡むのだ。その姿だけで、“超面倒くさい女”であるとわかる。

 またその夜、凛華が寝ている間に、律は荷物を取り戻してくれていたものの、彼の姿は消えていた。つまり、凛華は律にお礼を言えないまま帰国したはずだが、日本で再会を果たした時の彼女は、「あ~、もしかして私のパスポート見て、それ覚えてて私に会いに? う~わ、気持ち悪っ……」と、お礼を言わないどころか“勘違い女”っぷりを発揮。これは、特に同性から見て“いけ好かないヒロイン”であり、今後もコイツにイライラさせられるのかと思うと、最後まで見続けられる自信がなくなる。

 早急に凛華のイメージが挽回されなければ、視聴者離れは免れないだろう。
(文=美神サチコ/コラムニスト)

『ごめん、愛してる』の不安要素、吉岡里帆の「超勘違い女ぶりがムカつく!」のページです。ビジネスジャーナルは、エンタメ、, , , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!