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『過保護のカホコ』視聴率急落で1ケタ台目前…話がとっ散らかってイライラ

文=吉川織部/ドラマウォッチャー

 カホコ本人については、自立すると宣言したのに家事ひとつまともにできなかったり、泉に「ママ大好き」と何度も何度もメッセージを送ったり、「ママの愛は偉大なんだよね」と過保護を肯定するような発言をしたりと、母親に依存する心を持ち続けているという描写がリアルではあった。その反面、カホコの成長を見守り、応援するような気持ちで見ていた視聴者に「結局何も変わっていないではないか」との気持ちを抱かせたことも事実だろう。

 第3話で泉にタンカを切った時はここから痛快路線になるかと思われたが、実際にはどうにもスッキリしない、どちらかというとイライラさせられる展開が続いている。カホコの就職に関する話もいつの間にかどこかへ行ってしまった。視聴者の期待や予想を裏切ることばかりを追求するあまり、脚本家もテーマとして何を描きたいのかよくわからなくなっているのではないか。これまでは高畑や竹内の好演技が視聴者を引き付けてきたが、あまりにも話が散らかっていくようでは今後視聴率1桁台も見えてくる。もう少し、カホコ本人の成長に焦点を合わせた話が見たい。
(文=吉川織部/ドラマウォッチャー)

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