ジャニーズ事務所の有料サイト「Johnny’s web」が先日リニューアルし、新機能としてお気に入りメンバーのブログがリスト化できる「フォロー」と、気に入ったブログ記事にリアクションできる「LIKE」が追加された。
この新機能についてファンは「便利になった」と好意的に受け止めているが、一部からは「フォロー」や「LIKE」の数によってメンバーの人気や注目度が明確に表れることを懸念する声も出ている。これらの数はファン側には公開されないものの、事務所がその数字を把握することで、誰をプッシュするか決める際の参考材料にするのではないかとの見方があるのだ。
とはいえ、数字や売り上げは人気を示す指標のひとつでもある。このところ、“数字を持っている”と評判なのがSnow Manだ。
「Snow Manは、2020年1月にリリースした『Snow Man vs SixTONES』名義のデビューシングル『D.D./Imitation Rain』、同年10月リリースの2ndシングル『KISSIN’MY LIPS/Stories』の2作連続でミリオンを達成。さらに、今年1月リリースの3rdシングル『Grandeur』も初週だけで80万枚以上を売り上げるなど、メガヒットを記録しています(いずれもオリコン調べ)。
ちなみに、Snow Manと同時デビューを果たしたSixTONES(ストーンズ)のシングル売り上げは、2ndシングル『NAVIGATOR』が初週で約62万枚、3rdシングル『NEW ERA』が約50万枚(ともにオリコン調べによる初週分)。CD不況が続くなか、この数字を記録しているSixTONESはかなり売れているといえますが、Snow Manはそれを上回っているのです」(芸能ライター)
昨今人気の男性アイドルグループを例に挙げれば、5月4日付けの「オリコン週間シングルランキング」において、吉本興業などがしかける男性アイドルグループ・JO1の「CHALLENGER」が初週の推定売り上げ枚数約25万枚で1位を獲得している。この数字を見るだけでも、Snow Manの売り上げがずば抜けていることがわかるだろう。
「3月に発売された2021年度の公式カレンダーの売り上げも、ジャニーズグループの中ではSnow Manがぶっちぎり。2月10日発売の『週刊文春』(文藝春秋)によれば、Snow Manのカレンダーは予約時点から20万部超えでトップを記録。次点でKing & Prince(キンプリ)が約15万部という予約数だったのですが、キンプリは2020年度のカレンダー売り上げがトップだったこともあり、キンプリファンはSnow Manの大躍進にざわついていました」(同)
Snow Manのファンクラブ会員数予想人数は約42万人…すでにNEWSやSexy Zoneを抜いた
こうした現象には、Snow Manファンのある傾向がかかわっているという。
「Snow Manファンは、とにかく課金するという形で応援したいと考える人が少なくないようです。例えばシングルリリース時には、ミリオン達成のために複数枚購入・追加購入したことをSNSで報告しているファンが少なからず見受けられます。また、4月25日から緊急事態宣言下に入ったことから、Snow Manが座長を務める舞台『滝沢歌舞伎ZERO 2021』の一部公演が中止となり、チケットの払い戻しが行われることになった際には、3rdシングル『Grandeur』のミリオン達成に向けて『払い戻し分で追加購入した』というファンもいたようですね」(前出・芸能ライター)
なお、ジャニーズ事務所は各グループの公式ファンクラブの会員数を公表してはいないものの、ファンがSNSなどで報告している会員番号によって、おおよその人数が推測できる。それによれば、ファンクラブ会員数1位は嵐(約300万人)、2位は関ジャニ∞(約73万人)、3位はキンプリ(約66万人)、4位はHey!Say!JUMP(約63万人)、5位はKinki Kids(約58万人)、6位はKis-My-Ft2(約51万人)で、Snow Manは7位(約42万人)となっている。NEWSやSexy Zoneといった先輩グループを抜いており、まさに破竹の勢いである。
シングルやカレンダーの売り上げを見る限りでは、Snow Manは“ポスト嵐”の有力株として期待できる存在ともいえるが、さて、このまま人気を伸ばし続けることはできるのだろうか?
(文=田口るい)
※2021年5月7日13時30分、一部記載内容を修正しました。