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『桃色の半生!~仲井優希がぱいぱいでか美になるまで~』発売記念インタビュー【前編】

ぱいぱいでか美に聞く「私がこの、ハイ・リスク&ハイ・リターンな芸名を選んだ理由」

取材・構成=岡島紳士
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ぱいぱいでか美に聞く「私がこの、ハイ・リスク&ハイ・リターンな芸名を選んだ理由」の画像4写真=岩澤高雄(The VOICE MANAGEMENT)

お金と時間をかけて応援するアイドルはハロプロのみ

 ぱいぱいでか美といえば、大のハロプロ好きとして知られる。子どもの頃からハロプロは好きだったが、本格的にハマったのは高校時代。学校の先輩にBerryz工房(2015年3月に無期限活動停止)を教えられ、メンバーの“ももち”こと嗣永桃子に一目惚れ。「ジンギスカン 嗣永桃子 Close-up Ver.」(2008年に発売された同グループの16thシングル「ジンギスカン」のMVの嗣永桃子バージョン)なる動画を見て、「こんなにかわいい子がこの世に存在したのか!?」と、体に電流が走ったのだという。

「“ジンギスカン新規”としてハロプロにどっぷりハマって、コンサートやハロプロショップにも通うようになりました。自分のオタク気質を初めて刺激してくれたのがハロプロだったんです。同じ体験をしたくて、ももちが行ったお店でご飯を食べたり、同じ服を買ったりも」

ぱいぱいでか美に聞く「私がこの、ハイ・リスク&ハイ・リターンな芸名を選んだ理由」の画像52008年3月に発売された、Berryz工房16枚目のシングル「ジンギスカン」(アップフロントワークス)

 自身もソロのミュージシャンであることから、アイドルと同じイベントに出演することもある。が、絶対に「アイドル」とは名乗らないのだという。

「ハロプロが好きすぎるからです。あれがアイドルだって思っているから。もちろんいろんなアイドルがいるってことはわかってますし、そういう人たちのおかげで自分もイベントに出演できているという部分もあるんですけど。それでやっぱり、『お金と時間をかけて応援するアイドルはハロプロしかいない』っていう、自分の中のルールがあるんです。アイドルというのは、ステージで何かを見せてくれる、神聖な存在であるはずだ、と。

 私はやっぱり存在として生々しいし、自分のプライベートなこともほぼほぼ隠してないので、絶対にアイドルではないなって。私は普通に恋愛もしてきていますしね。アイドルって、夢を見せてくださる尊さがないといけないって思っちゃってるので。本当に私、ハロプロのアイドルって、住む世界からして違う人たちだと思ってて。お仕事を一緒にさせていただくこともたまにあるんですが、やっぱりハロプロの子は本当にかわいいなって思うし、育ちがよさそうな感じだし。あの感じこそがアイドルだっていうふうに信じてここまで来てしまっているから、自分がアイドルだなんて、とてもじゃないけど名乗れないんです」
(取材・構成=岡島紳士)

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