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『桃色の半生!~仲井優希がぱいぱいでか美になるまで~』発売記念インタビュー【前編】

ぱいぱいでか美に聞く「私がこの、ハイ・リスク&ハイ・リターンな芸名を選んだ理由」

取材・構成=岡島紳士
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ぱいぱいでか美に聞く「私がこの、ハイ・リスク&ハイ・リターンな芸名を選んだ理由」の画像3写真=岩澤高雄(The VOICE MANAGEMENT)

顔がかわいくないのに胸が大きいのは“気持ち悪い”

「ぱいぱいでか美」というインパクト大な名前は、専門学校時代に所属していた軽音サークルの先輩に名づけられたものだという。

『有吉反省会』に出てるから、そこで有吉さんに強制的に名づけられたと思われてることが多いんですけど、全然違うんですよ。mixiに、Twitterみたいなつぶやきを載せられる機能があるじゃないですか。そこで専門学校在学中に、あだ名を募集したんです。普段から先輩たちと遊んでいるときに、胸が大きいことをよくからかわれてたんですよ。それまでは、胸が大きいことが嫌だったんです。顔がかわいくないのに胸が大きいと気持ち悪いんじゃないかって。でもそこでイジられて、そのうえあだ名をつけられることで、紙一重の感じで自分のなかのコンプレックスが自分のキャラクターになり、そして誇らしいチャームポイントになった。それからは、体のラインがわかるような服も着るようになったし、自分の胸を気持ち悪いとも思わなくなりましたね」

 本人はこの名前を、「ハイ・リスク&ハイ・リターンな名前」と説明する。どんなメリットとデメリットがあるのだろうか?

「デメリットは、今みたいにいろんな人に知ってもらえるようになる前は、露骨に嫌悪感を示す人が多かったことですかね。男の人は笑ってくれるんですけど、女の人は『性を売りにしている』みたいなネガティブな反応の人も多くて。で、男からは男からで『イケる』って思われたり、雑なイジり方をされたりとか、嫌な気持ちになったことも多かったです。あとは、いまだに出る媒体が限られてしまうところ。番組が放送される時間帯によっては、テロップでは『でか美』だけになってたり、コラムを寄稿した時も文章の中ではフルネームだけど見出しは『でか美』にされたりとかあるんで。

 逆にメリットは、絶対に名前を覚えてもらえること。無名の頃から、バンドでライブをした後にTwitterでエゴサすると、「ぱいぱいでか美」が引っかかるんですよ。バンドのことについては何も書かれていないのに、『今日行ったライブにぱいぱいでか美っていう人がいた』とか(笑)。ありがたいので、イイネしまくってます。あと、どんなに真剣なことを言ってても、重く見られないのがいいですね。『すごく真面目なこと言ってるけど、こいつぱいぱいでか美だよな、ハハハ』みたいな。それは私としてはかなり気が楽なんで、自分のこの性格の真面目さと名前のバカバカしさが、ちょうどよいバランスになってるかなって思います」

 コンプレックスの対象から、チャームポイントへ変化したという胸。大きくなり始めたのは小学生の頃からだそうだ。

「小学生の頃の運動会で二人三脚をやって、そこで自分が太ってるって気づいたんです。そこから牛乳を飲み、身長を伸ばして、筋肉をつけて痩せたんですよ。そしたら胸だけ残ったんですよね。スポブラデビューも早かったんですけど、まだ胸が大きいことを恥ずかしいとかもあんまわかってないっていうか。中学くらいから大きさに気づき、周りも気にしだすから、卑屈になり始めて。遺伝的に、お母さんもおばあちゃんもすごい胸が大きいんですよ。『顔はかわいくないのに』っていうのが自分のなかでいちばんコンプレックスでした。だから、この名前でそこの捉え方がひっくり返ったことはすごく大きいです。名づけた先輩も、テレビに出た時は「よかったね」って言ってくれました。

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