「タピオカ」は近年、爆発的なブームを巻き起こし、“タピる”という流行語まで誕生した。そんなタピオカブームに乗り、東京・原宿に期間限定で「東京タピオカランド」がオープンすると発表され、大きな関心を集めている。
東京タピオカランドの開催期間は8月13日から9月16日まで。“新感覚タピオカテーマパーク”をコンセプトに、原宿駅前に建つ商業施設「jing」での開催となる。10個以上のフォトブース設置に加え、有名人の1日店長や有名人とのコラボタピオカ、タピオカツアーなど、さまざまなアトラクションが用意されるという。
タピオカテーマパーク誕生のニュースを受けて、インターネット上では「インスタ映え人気も重なって繁盛しそう」「タピオカ好きだし夏休みのイベントとして行ってみたい」と、開催を待ち望む声が続出。一方で「またタピオカの話題。正直、ちょっとうんざりしてる」「流行ってるとはいえ、テーマパークに行きたいと思うほどなの?」「そんなにブームが長続きするとは思えない。期間限定開催という選択は正しいんじゃないかな」など、さまざまな意見が寄せられている。
ブームの陰で、タピオカにまつわるネガティブな話題も多い。特に問題視されているのが“ゴミ問題”で、6月7日には『ビビット』(TBS系)がドリンクカップのポイ捨て問題を追跡。路上や植え込みの中など、至る所にプラスチック製のカップが放置されている状況が浮き彫りになった。ポイ捨てゴミが散乱する様子に、番組MCの国分太一は「今なんとか解決しないと、1年後に東京五輪がくるわけじゃないですか。もっと大変なことになりそうな気がします」と警鐘を鳴らした。実際に、タピオカのテーマパークが誕生することについて、「夢の国ではなくゴミの国になりそう」と懸念する声もある。
ポイ捨て問題だけでなく、タピオカの“原材料”をめぐってもトラブルが発生している。ネット上で話題になったのが、ファミリーマートの「タピオカミルクティー」を飲んで体調不良になったという女性の声。女性はツイッターで「よく見たらタピオカにイカスミ色素が」「アレルギーの皆さん、気をつけてください」と注意喚起を行っていた。
ニュースサイト「J-CASTニュース」の報道によると、ファミリーマートは取材に対して「法令を順守してパッケージに『いか』と記載させていただいています。ただ、よりわかりやすい表記も今後は検討していきたい」と回答。なおセブン-イレブンやローソンも同様の答えだったという。
若い女性を中心にブームが続いているタピオカ。流行を楽しみつつ、問題点もしっかり意識したいところだ。
(文=編集部)