日本のファストファッションシーンを牽引し続ける「ユニクロ」の姉妹ブランドとして人気を博している「GU(ジーユー)」。ベーシックで無難なデザインが多いユニクロに対して、GUは積極的にトレンドを取り入れた“攻めのデザイン”で差別化を図り、2006年10月に初出店以来、19年2月28日現在で408店舗にまで拡大している。
現在は業績も好調で、親会社であるファーストリテイリングが4月に発表した「2019年8月期第2四半期決算サマリー」によると、GU事業の上期売上収益は前年同期比10.7%アップの1171億円、上期営業利益は前年同期比54.3%アップの141億円。マストレンドにフォーカスした商品構成にしたことなどが主因で、大幅な増収増益を達成しているのだ。
往時のブームが去り、勢いをなくした感も漂っていたGUであったが、すでにファンが安定的についているとも考えられる。ということで今回は、そんなGUの夏アイテムでおすすめの服をリコメンド。「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」が「この夏、買うべきGUの服5選」を選び、恋愛コラムニストで10年以上のファッションライター経験もある堺屋大地氏に、おすすめポイントを解説していただいた。
今回、以下の5つを基準として選定した。
・ファッションビギナーでも比較的着こなしやすいこと
・難易度の高い“最先端のおしゃれ”は目指さないこと
・“ダサい”と思われるぐらいなら無難な着こなしにすること
・女子ウケが良く“ちょっとおしゃれ”と思われること
・無理に若ぶるのではなく、年相応に大人っぽく見えること
オープンカラーシャツ(半袖)nowartt3/1990円(税別、以下同)
テキスタイルグラフィックブランド「nowartt」とのコラボレーションアイテム。カラーはオフホワイトとネイビーの2色展開。なめらかな着心地を実現するためにレーヨン100%を採用している。
「おすすめなのはネイビーバージョンのほうで、紺地にドットのように白い模様があしらわれています。実はこの白い模様は一つひとつ、鳥が羽ばたいている絵柄になっていて、芸が細かいんですよね。こういうおしゃれ感は、ファッションビギナーでも無理なく着こなせるのでいいんです」(堺屋氏)