ビジネスジャーナル > ライフニュース > IKEA、知らずに買うと後悔必至
NEW

IKEA、知らずに買うと後悔必至な5品…使い勝手が悪いフック、組み立てが難しすぎる棚

文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」 from A4studio
【この記事のキーワード】, , ,
IKEA、知らずに買うと後悔必至な5品…使い勝手が悪いフック、組み立てが難しすぎる棚の画像1
IKEAの店舗

 スウェーデンで創業した世界的な大手家具メーカー「IKEA」。2020年からは日本の都市部への出店を開始し、6月8日には原宿店、11月30日には渋谷店がオープンし、さらに2021年春には第3の都市型店舗として新宿店の開業を予定している。

 IKEAは1951年以降毎年カタログを発行し、最盛期の2016年には2億部以上も配布された。だが、2019年のオンラインでの売上高が全世界で45%も増加するなどデジタルコンテンツの存在感が増していることを受け、2021年版をもってカタログ発行を終了すると発表。伝統に縛られないIKEAが今後どのような変革を遂げていくのか、要注目だ。

 そんなIKEAでは、優れたデザインと低価格を両立させた商品が数多く並んでいるが、なかには問題点を抱えている商品も存在する。そこで「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」は、IKEAで販売されている商品をリサーチ。「この冬、買ってはいけないIKEAのアイテム」を5つセレクトした。あくまで調査班が独断で選んだものではあるが、広大な店舗での買い物の参考にしていただければ幸いである。

ALFTA アルフタ(粘着テープ付きフック フレーム用)/499円(税込、以下同)

IKEA、知らずに買うと後悔必至な5品…使い勝手が悪いフック、組み立てが難しすぎる棚の画像2 自宅の壁に大きめの写真や絵画を飾る際に便利なのが、後付けのフック。しかし、「ALFTA アルフタ」は、使い方によってはまったく役に立たないこともあり得る要注意アイテムだ。

 この商品はフォトフレーム用のフックで、耐荷重は2kg。フック2個と、フックを固定するのに使用する粘着テープ4枚のセットで、工具を使わずに簡単に取り付けられることと、粘着テープ下部のつまみを引っ張ることで簡単に取り外せることが利点として挙げられる。

 一見すると利便性の高いアイテムに思えるが、実はフックの引っかけるための部分が5mmほどしかなく、非常に狭いという欠点を抱えているのである。

 また、図解しか掲載されていない説明書がわかりづらいという指摘も少なくない。特に、取り外しの説明が簡素なものになっているため、今回、実際に購入して取り付け・取り外しを試してみたが、失敗して壁紙を?がしてしまった。もちろん、きちんと説明書を理解できなかった自己責任ではあるのだが……。吊り下げたいもののサイズによっては、別のフックを購入したほうがいいかもしれない。

KVISTBRO クヴィストブロー(リビングテーブル)/2999円

IKEA、知らずに買うと後悔必至な5品…使い勝手が悪いフック、組み立てが難しすぎる棚の画像3 リビングなどでソファーに身を預けているとき、飲み物や本などを置くための小さなテーブルが手元にほしいと思ったことはないだろうか。そんなシチュエーションにピッタリなアイテムが、リビングテーブルと呼ばれる低めのテーブルだ。

「KVISTBRO クヴィストブロー」は、IKEAで販売されているリビングテーブルのひとつ。毛布や本などを入れることができる収納スペースが付いていて、持ち運びがしやすいという機能性の高さが利用者から評価されており、価格もほかの商品と比較するとリーズナブルな設定になっている。

 しかし、ユーザーからは上部の板が重い、フローリングの傷を防止するためのテープがすぐ剥がれてしまうといった指摘も多い。家に小さい子どもがいる方や、床に傷をつけたくないという方は購入する際は十分に注意・検討したほうがいいだろう。

BRUNKRISSLA ブルーンクリスラ(掛け布団カバー&枕カバー)/1999円

IKEA、知らずに買うと後悔必至な5品…使い勝手が悪いフック、組み立てが難しすぎる棚の画像4 肌寒い冬は、温かい布団が恋しくなる季節でもある。寝床が温かく心地良いものでなければ、寒さや睡眠不足で体調を崩してしまうことにもなりかねないので、冬の寝具選びは重要だろう。IKEAでもさまざまな寝具が販売されているが、昨冬の本サイト掲載記事『IKEA、買ってはいけない日用品5選…すぐ焦げる鍋、もろすぎる物干しハンガー』でも取り上げた「BRUNKRISSLA ブルーンクリスラ」は、購入するうえで注意が必要なアイテムとなっている。

 最大の難点は、日本の寝具文化との差異にある。IKEA自体がスウェーデン発祥のためか、このアイテムのサイズが日本製の布団や枕とサイズが合わないことがたびたびあり、また日本製の掛け布団カバーに付いている布団のズレを防ぐための紐が付いていないのだ。

 一方で、デザイン性の高さや、硬すぎず柔らかすぎもしない肌触りの良さを評価するユーザーの声も多い。また、洗濯機で丸洗いでき、タンブラー乾燥機にもかけられるため、手入れがしやすいというメリットも存在する。しっかりと仕様を理解して買うのであれば、十二分に役立ってくれるだろう。

EKET エーケト(キャビネットコンビネーション 脚付き)/9500円

IKEA、知らずに買うと後悔必至な5品…使い勝手が悪いフック、組み立てが難しすぎる棚の画像5 IKEAの収納グッズシリーズである「EKET エーケト」。利用者から支持されている人気の商品も多いが、今回紹介するアイテムは残念ながら評価が芳しくない。

 この商品の特徴は幅70cm、奥行き35cm、高さ80cmと大きめのサイズなので収納能力が高いことと、棚板の位置が収納する物に合わせてカスタマイズ可能なことにある。また、扉にプッシュオープナーが付いているため、簡単に開けられることも利点のひとつだ。

 しかし、収納グッズとしての性能自体は高いのだが、組み立ての難易度が非常に高いという声が多く寄せられているのである。自身で組み立てることが不得手な方は、避けたほうがいいかもしれない。組み立て説明書を公式オンラインストアの商品ページから見ることができるため、自信がないという方はあらかじめ説明書の内容を確認してうえで購入を検討してほしい。

KAFFEREP カッフェレプ(ビスケット アーモンド&ジンジャー)/499円

IKEA、知らずに買うと後悔必至な5品…使い勝手が悪いフック、組み立てが難しすぎる棚の画像6 最後に紹介するのは、実店舗でのみ購入可能な「KAFFEREP カッフェレプ」。スウェーデンの冬の定番お菓子であるジンジャークッキーに、細かく砕いたアーモンドを加えた商品である。

 クッキーの甘さの中にスパイシーなジンジャーのテイストが漂う独特の味と、アーモンドによって生み出されるカリッとした歯ごたえ、ひと口で食べやすい絶妙なサイズがこの商品の特徴。しかし、ガッツリとジンジャーの風味が感じられるため、ジンジャーや辛味が得意か苦手かで評価が大きく分かれてしまうようだ。

 さらに、パッケージである缶のなかにクッキーが直接入っていて、開封後は風味や食感が落ちやすいというのも低評価されている理由。ジンジャーやアーモンドが好きだという方も、缶を開けたあとはなるべく早く食べ切るようにしたほうがいいだろう。

 用途や目的に合わせて適切な商品を購入するのは賢い買い物の鉄則だが、日本製品とはひと味違ったアイテムが多いIKEAのショッピングでは特に大事なことだ。後悔することがないよう、しっかりと吟味したうえで商品を購入してほしい。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」 from A4studio)

※情報は2020年12月22日現在のものです。

A4studio

A4studio

エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

IKEA、知らずに買うと後悔必至な5品…使い勝手が悪いフック、組み立てが難しすぎる棚のページです。ビジネスジャーナルは、ライフ、, , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!