日々の生活の中で酷使しがちな「目」。
「目」を労わるためには、生活習慣を整えることも大事です。普段の暮らしのなかで、ちょっと意識をするだけで目の不調を予防できたり、改善できるポイントがあります。
ここでは、目の不調への対応法を教えてくれる『不調が消えて目がよくなる! 1分「視力」リセット』(今野清志著、宝島社刊)から、日々の生活の中でできるトレーニングをご紹介しましょう。
正しい姿勢が酸素不足を解消
まずは姿勢から。今野氏によると、目の不調の原因の一つは酸素不足。それを解消するために、正しい姿勢を身につけて血流改善を試みましょう。
具体的には猫背になっていると、酸欠になりやすいため、できるだけ背すじを伸ばすことが大事です。特に仕事や勉強に没頭して目が疲れてくると、パソコンの画面や本にどんどん顔が近づいて猫背になりがち。そんな姿勢になっていると気づいたときは、背筋を伸ばしましょう。
また、肩の力を抜いて胸をぐっと広げたり、背伸びをして首や肩をぐるりと回すと、血流が改善して気分転換になります。
就寝前はベッドの中で「お腹もみ」
今野氏によれば、酸素不足の原因として胃腸の硬化があるそう。そんな硬くなった胃腸をほぐすには、「お腹もみ」が効果的。
そのやり方としては、まずベッドや布団に仰向けに寝て、息を吐きながら、おへそを中心に半径10センチくらいの位置を、おへその右側から時計回りに押していきます。両手の指先を使って1か所3秒ずつ、3周で1セット。何セットやってもOKです。お腹もみをしたら、その後、両ひざをお腹に引き寄せて抱え、30秒間その姿勢をキープします。 寝る前や食前などに行い、食後など、胃腸が活発に動いているときは避けましょう。
お風呂の中でもトレーニング「眼筋ほぐし」
お風呂の中でも目の疲れを取るためのトレーニングができます。それが「眼筋ほぐし」です。 まずはお湯に浸したタオルを縦4つに折り、軽く仰向いて目を閉じ、タオルをまぶたの上にあてて軽く押さえます。続いて、目を閉じたまま、眼球を動かし、上→右→下→左の順番でそれぞれ6秒間キープしましょう。これを5セット行います。
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目の不調は全身とつながっていると今野氏。毎日酷使をしてしまっている目のために、生活の中でできることは数多くあります。
本書ではほかにも食生活や睡眠、パソコンやスマホの使い方などを伝授。元気な目を取り戻すためのトレーニングと合わせて、目の疲れを感じているときに読みたい一冊です。(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。