トレンドのデザインを取り入れているファストファッションブランド、「GU(ジーユー)」。日本のファストファッション界の王者として君臨する「ユニクロ」の姉妹ブランドであるGUは、2006年10月に初出店して以来、店舗数を増やしていき、現在は400店舗を突破(2019年2月28日現在、408店舗)している。
2018年のA/W(オータム/ウィンター)から、よりいっそうマストレンドにフォーカスすることを表明し、3月15日には「GU渋谷店」をオープン。こちらは地下1階~地上3階で、売場面積 約1719平方メートルを誇る最新旗艦店となっている。
運営会社のジーユーが今年1月に発表した2019年8月期第1四半期の決算によると、売上高は約654億円で7.7%アップ、営業利益は約85億円で4.9%ダウン。一時期のブームが去った影響もあり、営業利益減となってしまっているのだろう。迷走しているというほどではないが、試行錯誤しているようには見える。
そこで今回、試行錯誤中のGUの春アイテムで、男子向けのおすすめできない服をセレクト。「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」が「買ってはいけないGUの服5選」を選び、恋愛コラムニストで10年以上のファッションライター経験もある堺屋大地氏に、おすすめできない理由を解説していただいた。
今回、以下の3つを基準として選定した。
(1)ファッションビギナーが着るとダサくなる可能性が高いこと
(2)“最先端のおしゃれ”過ぎて一般ウケしない場合があること
(3)無理に若ぶっているように見えるなどして女子ウケが悪いこと
では、「買うべき・買ってはいけない調査班」が選んだ「買ってはいけないGUの服5選」を紹介していこう。
ハーフジップビッグT(半袖)(カラーブロック)/590円(※値下げ後価格)(税別、以下同)
トレンドのビッグシルエットで着こなすTシャツで、胸元のハーフジップとカラーブロックデザインが特徴。スポーティテイストに仕上がっている。肉厚なヘビーオンス素材を使用しており、着丈を調整することで着やすいシルエットも実現。
「白地の胸元に太いネイビーライン、黒字の胸元に太いグレーライン、赤地に胸元に太いネイビーラインが入った3タイプがありますが、どれもデザイン的にいまいちな印象。80年代ファッションのようなレトロな雰囲気もあり、ファッション玄人が着ればおしゃれに着こなせますが、ファッションビギナーが着るとただダサいだけのトップスになりかねません」(堺屋氏、以下同)