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マツキヨ、コスパ良さそうに見えて要注意な4品…意外な不評ポイント

文・取材=A4studio
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マツキヨ、コスパ良さそうに見えて要注意な4品
マツモトキヨシの店舗

 1932年に前身となる松本薬舗が誕生して以来、実に89年もの長い歴史を紡いできたドラッグストアチェーンのマツモトキヨシ。2020年6月に全国47都道府県への出店を達成し、21年3月末時点で国内にグループ店舗を1764店舗展開するなど、業界のフロントランナーとして、消費者の生活と健康を支えてきた。

 そんなマツキヨは22年8月11日から、プライベートブランド「matsukiyo」内の、美と健康をトータルサポートするオリジナルヘルスケアブランド「matsukiyo LAB」の新商品として、「matsukiyo LAB ドーナツ 紅茶味/メープル味」(税込105円)の発売を予定している。低糖質のロカボ系商品の新商品とあって、マツキヨファン以外からも注目が集まっているのだ。

 このようにmatsukiyoは、高品質かつ低価格な商品展開が人気を博しているのだが、なかには少々購入をためらってしまいそうな商品も紛れている。本記事では、マツキヨのPB商品を独自にリサーチし、“要注意なマツキヨ商品”を4品選び抜いたので、買い物時の参考にしてもらいたい。

デンタルフロス 50m/305円(税込、以下同)

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 毎日の歯磨きは、口内ケアにとって欠かせない。しかし、歯と歯の間をクリーニングするデンタルフロスは、まだまだ世間的な認知度や利用度は低いだろう。マツキヨで買えるこの商品は、50mというたっぷり使える長さでありながら305円とリーズナブルなので、フロスデビューを考えている人には手に取りやすい存在かもしれない。

 実際、マツキヨのホームページのレビューでも比較的高評価が集まっており、「有名メーカーのものより10mも長いのに、値段はこっちのほうが安い!」といった、コスパ面を高く評価する声が多い印象だ。

 だが、一方で難点を指摘する声も少なくない。というのも、本品はケースからフロスを40cmほど引き出してからハサミなどで切り取って使う指巻きタイプなのだが、ケースからフロスを引き出すときに引っかかってしまう場合があるというのだ。不満の声はそれだけではない。本品は膨らんだ繊維がキレイに歯垢を絡め取るという特徴があるのだが、歯間の狭い人が使うと膨らんだフロスが引っかかって切れ、歯の間にフロスが残ってしまう場合があるのだとか。

 値段に対してのパフォーマンスが決して低いわけではないのだが、人によっては少々使いづらい部分があるのは否めない商品なのかもしれない。買ったはいいが自分には合わず、結局使わなくなってしまってはもったいないので、購入前の検討材料にしていただけると幸いである。

キッチン泡ブリーチ 本体 400g/217円

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 湿気で蒸し暑くなってくる、これからの季節。キッチンなどの水回りは、すぐに雑菌が繁殖してヌメりと臭いがきつくなってしまうこともある。そうしたシーンで活躍するのが、キッチン用のブリーチ。こまめに吹き付けてから洗い流すことで、シンクや三角コーナーを清潔に保つことができる。

 マツキヨで買えるこの商品は、2020年7月20日付当サイト記事『マツキヨ、大不評な夏の定番商品4選…香りがキツすぎる入浴剤、清涼感弱いボディシート』でも取り上げたが、引き続き注意していただきたい。

 有名メーカーのものによくありがちなケバケバしい配色ではなく、シンプルでモダンな白を基調としたデザインなので、ルームデザインを気にする人には見た目の受けはいいようだ。だが、肝心の使用感の面では難点が目立つ様子。

 漂白効果自体には問題ないのだが、スプレーヘッドの根元部分の耐久性度がよくないようで、半分も使わないうちにパーツが破損して使えなくなってしまうといった報告が相次いでいるのである。コスト面やデザイン面が優れていても、そもそも満足に使用できない可能性があるというのは、要注意ポイントと言わざるを得ないだろう。

カーペットクリーナー すじ入り本体 90シート付き/437円

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 昨年7月29日付記事『マツキヨ、酷評レビュー4品…「パサパサ」焼きいもスティック、「剥がれやすい」傷パッチ』でも、こちらの詰め替えキットを選出したが、同様の理由で要注意だったため、あらためて紹介させてもらいたい。

 部屋の状態を清潔に保つために重要なのは、日々のちょっとしたお手入れの積み重ねによるところが大きい。とりわけ、埃や抜け毛が目立ちやすいカーペットなどは、いわゆる“コロコロ”でこまめに掃除しておくといいだろう。

 本品はそんな場面で重宝する、コンパクトサイズのクリーナー。幅は160mm、90巻き分がついており、汚れがついたら切れ目から剥がして繰り返し使うことができるうえ、使用しないときは専用のケースに入れて保存することができる。

 こうして書くと便利な印象なのだが、使ってみると、以前紹介した「カーペットクリーナー すじ入り替 90シート×3巻入」(283円)と同様に、微妙に難点が目立つ印象だった。

 まず気になったのは、粘着力の弱さ。確かに汚れは取れるのだが2~3回コロコロするだけで、あっという間に汚れが取れなくなってしまった。次に気になったのは、新しい粘着面にめくるとき。シートが薄く、めくっている最中にビリビリと破けてしまうのである。それが新しい粘着面にくっつくこともあるため、少々フラストレーションが溜まりやすい商品かもしれない。

シーフードヌードル 56g/108円

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 マツキヨは日用品ばかりが華ではない、食品のジャンルでもPB系商品は豊富に揃っている。本品もそうした商品のひとつで、お湯を入れるだけで簡単かつすぐに食べることができる便利なカップラーメンだ。

 日清食品の「カップヌードル シーフードヌードル」を思わせるシーフード味で、チキンとポークの出汁をベースに魚介の旨味がぎゅっと詰まっている。インパクト重視で重たくなりがちな商品も多いカップ麺だが、本品はスープの喉越しがあっさりしているので、食べ終わった後に重くならないのが特徴的だ。約100円という安さを考えると、コストパフォーマンスはかなり高い。

 では、何が“要注意”なのか、それはトッピングのわかめの量だ。出来上がってフタを開けると、スープの一面が埋め尽くされるほど大量のわかめが入っている。当然、スープにもわかめの磯の風味が広がっているのだが、魚介の旨味と同等かそれ以上くらいにわかめの主張が強いので、わかめが苦手な人には少々厳しいかもしれない。実際、公式サイトのレビューには「わかめ臭い」「わかめの量を減らしてほしい」という声が上がっていた。

 シーフード味は好きだが、わかめは好きではないという人は案外少なくないだろう。前述の日清の「カップヌードル シーフードヌードル」にはわかめは入っていないため、わかめ嫌いの方が日清版と同じような内容をイメージして購入するのは、要注意ということだ。

 PBブランド「matsukiyo」には、高いコストパフォーマンスで人気を集める良品が数多く揃っているが、なかには微妙な商品も紛れてしまっているようだ。もちろん、今後の改善で、今回指摘したポイントが解消される可能性もあるため、マツキヨの商品には今後も注目していきたい。

(文・取材=A4studio)

※情報は2022年5月10日現在のものです。

A4studio

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エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

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