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最強シンプルなレシピ「豚ひき肉かたまり焼き」作ってみたら美味すぎて絶句

文=TND幽介/A4studio
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最強シンプルなレシピ「豚ひき肉かたまり焼き」作ってみたら美味すぎて絶句の画像1
豚ひき肉かたまり焼き

 5月にTwitterユーザーのべちかさん(@10chf)が投稿した「ひき肉の簡単なレシピないかなとググったら味の素がめっちゃシンプルなレシピ載せてて感動した」というツイートが話題を呼んでいる。ツイートには、味の素の商品を使ったレシピを紹介している「味の素パーク」へのリンクが張られており、6月14日時点で10.9万もの「いいね」がついている。

 このツイートはかなりの反響を呼び、なんと突然の来訪者の増加で味の素パークのサイトがパンクしてしまったそうだ。味の素パークの公式Twitterアカウントも、この状況にリプライで感謝の意を示していた。

 そんな話題の料理の名は「豚ひき肉かたまり焼き」。Twitter上で「やけくそ感あってとても良いので我が家でも採用する」などの声も寄せられていたこのレシピを、今回は実際に作って実食レポートしていきたい。また、本レシピを使った応用レシピにもチャレンジしているので、そちらもチェックしてみてほしい。

トレーの上で直接混ぜてフライパンにオン、ボウルも箸も使わない超豪快レシピ

 このレシピ、なぜここまで注目を集めているのかというと、その見た目があまりにも豪快だからだろう。というのも、スーパーで売っているトレーに入ったひき肉を、まるでそのままフライパンに投入して焼き上げたかのような長方形をしているのだ。

 実際にはトレーの上の肉をそのまま焼いているわけではないのだが、そのレシピはそんなイメージとあながちかけ離れてはいない大胆さに満ちている様子。ではさっそく作っていこう。

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 用意する材料は下記のとおり。

・豚ひき肉(300g)

・ピュアセレクト マヨネーズ(大さじ2)

・片栗粉(小さじ2)

 あまりにもシンプルなうえ、味付けがマヨネーズ一本勝負という豪快さは、見た目に引けを取らないインパクトである。

「豚ひき肉(300g)」以外の材料は、ある程度自炊をする人であれば常備していそうなものばかりなので、自炊に手間をかけたくないときにもってこいかもしれない。

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 次に作り方だが、これも超豪快。なんとトレーに入れたままのひき肉に分量のマヨネーズと片栗粉を投入し、トレーの上で手で混ぜるというのだ。普通、こういう料理の場合はボウルなどに一度あけてから作るものだが、容器をボウル代わりに使う発想は、かなりワイルド。

 よく具材が混ざったら、手のひらで平らにし、トレーに沿ってフチを少し盛り上がらせるように成形しておけば準備は完了だ。

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 熱したフライパンに成形した肉を投入し、フタをして中火で4~5分焼き、裏返してさらに3~4分フタをして焼く。菜箸などで刺して、透明な肉汁が出てきたら完成である。

 肉を焼くのに油をひかなくていいのか? と不安に思うかもしれないが、ひき肉自体の脂に加え、混ぜ合わせたマヨネーズの油分が溶け出してくれるので、問題はない。むしろ油をここでひいてしまうと、ビチャビチャになってしまい、仕上がりが油っぽくなってしまうので要注意。

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 焼きあがったお肉にナイフを入れてみる。表面は程よく焦げてザクザクとした感触なのに対し、中身はふわふわ。お店で出てきても遜色のないような見事な焼き上がりといえるのではないだろうか。

 いざ実食。

 一口頬張ると、ジューシーな肉汁の旨みが口の中に広がった。味付けもマヨネーズだけとは思えないほど奥深い。マヨネーズの酸味は火を通すことで消えており、そのまろやかな油の旨みと塩気が、ひき肉のポテンシャルをグンと底上げしてくれていた。

 味わいは、たとえるならハンバーグというより、成型肉のサイコロステーキのような印象で、好きな人は絶対にはまってしまう癖になる美味しさだった。

 もう少し味にインパクトがほしいのならば、ソースやわさび醤油、またはステーキソースをかけたりしてもいいだろう。また、牛ひき肉や鶏ひき肉、合いびき肉など好みのひき肉にアレンジしても、また印象が変わりそうだ。

簡単レシピに一手間追加、アレンジレシピ「豚ひき肉で角煮丼風」に挑戦

 このままでも十分美味しくいただけるのだが、「味の素パーク」のサイトには、本品を応用したアレンジレシピも紹介されている。それがこの「豚ひき肉で角煮丼風」というレシピだ。

豚ひき肉かたまり焼き」は、あくまで“おかずの一品”という印象が強い料理だったが、このアレンジレシピは、丼なので主食としても活躍してくれそうだ。さっそく材料と作り方を見ていこう。

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 用意するのは以下のとおり。

・豚ひき肉かたまり焼き(200g)

・温かいご飯(300g)

・チンゲン菜(1株)

・水(1カップ)

・「Cook Do」オイスターソース(大さじ1) ※他のオイスターソースでも可

・しょうゆ(大さじ1/2)

・砂糖(大さじ1)

・「丸鶏がらスープ」(少々) ※他の鶏ガラスープの素でも可

・八角(1かけ)

・水溶き片栗粉(少々)

 また、チンゲン菜を茹でるために、水(カップ1/4)、塩(少々)、ごま油(少々)、「味の素」(少々)が分量外表記であるが、水(カップ1/4)だけでも大きな問題はない。

 作り方は、まず先のレシピで作った「豚ひき肉かたまり焼き」を4等分にカットしておく。次に、チンゲン菜を根元から6つ割にし、水、塩、ごま油、「味の素」を入れたフライパンでフタをして蒸し煮にして、程よく色づいたらザルにあけておく。

 次に、鍋かフライパンに水、「Cook Do」オイスターソース、八角、しょうゆ、砂糖、「丸鶏がらスープ」を入れて煮立て、そこに「豚ひき肉かたまり焼き」を投入。沸騰したら弱火にし、7~8分ほど煮込んでゆく。煮込んだら、丼によそった温かいご飯の上に肉を乗せ、鍋に残った煮汁に水溶き片栗粉でとろみをつけたのち、それを丼の上に回しかけ、茹でておいたチンゲン菜を添えれば完成だ。

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 しょうゆと八角の香ばしい香りと、とろみのついたタレの照りが食欲をそそる。ワイルドだった「豚ひき肉かたまり焼き」の見た目とは違い、こちらはボリューミーではあるが、洗練されたビジュアルという感じだろうか。

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 ご飯とともに一口いただいてみると、「丸鶏がらスープ」と「Cook Do」オイスターソースの奥深いコク、そして八角の風味が効いた甘じょっぱいタレの旨みがグーっと駆け上がってきた。これらの調味料のおかげで、どことなく中華風の仕上がりになっている印象だ。肝心のひき肉にも味が染みており、非常に完成度の高い味わいである。ご飯とひき肉の相性も良く、食べ進んでいくうちにまるでそぼろ丼を食べているような感覚を覚えた。

 これもさらなるアレンジがいろいろできそうだ。例えば、市販の焼肉のタレに水を加えたものでひき肉を煮れば、焼き肉丼風になるだろうし、コンソメとトマトソースで煮ればイタリアンなハンバーグ丼になるだろう。

 思った以上に料理の幅が広そうなこの「豚ひき肉かたまり焼き」、騙されたと思って一度作ってみても損はないはずだ。

(文=TND幽介/A4studio)

A4studio

A4studio

エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

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