5月18日に沖縄県が梅雨入りしたという発表がありました。今年は例年よりも遅い梅雨入りだそうです。これからの時期に心配なのが湿気問題。特に浴室のカビ問題は気がかりな方も多いのではないでしょうか。本格的な梅雨に入る前に、少しでもカビ予防するのがおすすめ。今回は100円ショップで購入できるグッズでお風呂のカビ予防と水アカ掃除をする方法をお伝えします。
そもそもカビはどうして発生するのか、ご存じでしょうか。カビは3つの条件がそろわないと発生しないといわれています。それが水分、湿度、栄養です。湿度が60%を超えると繁殖し始め、80%を超えると大繁殖します。入浴中の浴室はカビが大好きな環境なので、カビと無縁とはいいがたい状況ですが、入浴後に換気と予防をすれば、発生を抑えることが可能です。
ぜひ初めにとりかかってほしいのが「天井」です。浴室の天井はどうしても高温多湿になってしまいカビが大量発生しやすい場所。カビの胞子は天井から下に落ちて胞子をまき散らしてしまいます。
・ダイソー「防カビお掃除シート」
カビ防止の成分が入ったシートをフロアワイパーにはさんで天井全体を拭きます。次に壁も同じように拭いていきましょう。換気扇も意外と汚れている場所なので、フィルターの点検をしてみましょう。
次に取り組みたいのが水アカ予防。シンクや水栓蛇口、鏡などこまめに水分を拭きとらないとすぐに水アカになってしまいます。水アカは時間が経てば経つほど頑固になり、ひどいものは研磨剤で磨いても落ちない場合もありますので、見つけた時点で対処しておくことをお勧めします。
・ダイソー「クリームクレンザー」
・ダイソー「クエン酸配合ダイヤモンドウロコとり」
軽い水アカはクレンザーをつけてスポンジで優しくこすれば簡単に落ちます。こちらのクレンザーは石鹸カスや皮脂汚れにも使えるので洗面器やお風呂の椅子の汚れもキレイに落としてくれます。
クレンザーで落ちない場合はダイヤモンドウロコとりで水をつけて削り取ります。こちらのダイソーのウロコとりは裏面が吸着加工になっていて鏡にピタッとくっつくので気が付いたときに掃除ができる優れものです。
天井、壁、浴槽や水栓の掃除をしたら最後は床です。床は固めのスポンジでゴシゴシとこすりましょう。こちらのセリアのスポンジは私が何度もリピートしているスポンジで、片面は柔らかいスポンジ、反対側はギザギザになっているので、床の細かい溝の汚れも落としてくれて浴槽と床で使い分けられるのでとても便利です。
・セリア「タオルバーにかけられるバススポンジ」
防カビ剤が効果てきめん
そして最後にやっていただきたいのが防カビ剤です。
・ダイソー「お風呂の防カビ剤(300円商品)」
以前、家事代行としてお伺いしたお宅の浴室にカビが一切なく、何か対策をされているのかお聞きしたところ、月に1度防カビ剤を焚いているとおっしゃっていたので効果があるんだと思い、我が家でも試してみようとドラッグストアで500円前後で購入。定期的に買うのはちょっと痛いなぁと思っていたところダイソーで300円で販売されているのを発見! よく見るとアース製薬で製造されているものでした。
効果は2カ月続くようなので300円ならお財布にもやさしいですね。どれだけ壁や床を洗っても汚れは完全にはとれません。こういった防カビ剤を焚くことで汚れの奥の菌まで除菌成分を浸透させることができるので、黒カビを防ぐにはとても効果があります。じめじめ嫌な季節がやってくる前に予防掃除をして、気持ちをすっきりさせましょう!
(文=高桐久恵/整理収納アドバイザー)