進学進級の季節を迎え、気持ち新たに学校生活を送る子どもを持つ親御さんも多いかと思います。子育て世代のお悩みでよく耳にするのが、子どもがどれだけ言っても片付けない、学用品がどんどん増えて困る、自分で支度ができず忘れ物も多いなどという収納に関するお悩みです。
我が家も小学5年生と3年生の息子がおりますので、子どもの年齢や性格に合わせながら収納をつくってきました。ついつい早めに親が準備しがちですが、タイミングとしては本来は学校生活が始まって慣れてきた頃に収納の仕組みを考えるのがいいようです。
そこで今回は子どもが自分で支度や準備ができるような仕組みをつくる収納グッズをご紹介させていただきます。
まず最低限、確保しておきたい収納スペースがこの5つ。
・ランドセルやバッグの置き場
・教科書、ノートを立てるスペース
・持ち帰ったプリントの保管スペース
・文房具類
・着替え(制服や体操服など)
こちらが我が家の子ども支度スペースです。ニトリのカラーボックスを2つ使用しています。右側が次男、左側が長男です。2つのカラーボックスに突っ張り棒を使ってハンガーポールとして使っています。そのまま突っ張り棒を突っ張ることが難しいので上から棒を置くフックを使っています。
ダイソー「クリアマルチフック」110円(税込み、以下同)
毎日使う文房具はすぐ手に取れるよう学習するスペースに置いておくと便利です。
セリア「タワーペンスタンド」110円
斜めになっているので取り出ししやすいです。それ以外のストックは引き出し収納へ。アイテム別に収納すると何がどのくらいあるのか在庫の管理ができるのでおすすめです。
セリア「A5ラック縦型+A5トレー縦型」2個:220円
ラックとトレーを別々に販売しているタイプなので、引き出しとして使いたい場合はラックとトレーをセットで購入する必要があります。半透明なので中身が見やすく、ラベリングすれば子どもでも探すことなく見つけられます。若干ズレやすいので、頻繁に使う物を入れるのは避けたほうがいいかもしれません。
教科書やノートは引き出しに入れず、ワンアクションで取れるスタンドを使いましょう。ある程度の仕切りがあると倒れずストレスフリーです。
無印良品「スチロール仕切りスタンド小」790円
スタンドに引っ掛けられるポケットも便利です。ペンや印鑑を入れています。
奥:ファイルボックス用ペンポケット 150円
手前:ファイルボックス用仕切付ポケット 150円
持ち帰ってきたプリント類はプレンティボックスに保管。特に小学生になると処理が追い付かないくらいのスピードで毎日プリントを持って帰ってきます。我が家はとりあえずやり終えた学習プリントや見終わったお便りはこのボックスに保管し、学期末に子どもと要不要を判断して処理するようにしています。A4サイズのノートが2冊ぴったり入るサイズなのでスッキリ収められます。
セリア「プレンティボックス」110円
昔は小学校に入学と同時に学習机を用意し自分の部屋で宿題などをしていましたが、現在は高学年くらいになるまではリビングやダイニングで学習をする子が多いようです。リビングダイニングはただでさえ物が集まりやすい場所なので、そこに子どもの学用品がプラスされると非常に散らかりやすい空間になってしまいます。 できるだけリビングダイニングでも目的に合わせて空間を分け、暮らしにメリハリをつけることが散らからないコツといえるかもしれません。
この春は、ぜひ、お子さんと話し合いながら家族みんなが暮らしやすい空間づくりを考えてみてくださいね。
(文=高桐久恵/整理収納アドバイザー)