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化粧品は肌を壊す有害物質?クレンジング剤や洗顔フォーム、内臓障害や胎児奇形の危険

構成=尾藤克之/ジャーナリスト・経営コンサルタント
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–ほかに気をつけたほうがいいポイントなどはありますか?

菅原 基礎化粧品も、ほとんどがお肌に悪いものです。化粧水の主成分は水です。常温で放置した水は数日で腐って飲めなくなります。では、なぜ化粧水は開封後、何カ月も腐らないのでしょうか。それは防腐剤が添加されているからです。

 細菌やカビなどの微生物の活動を抑制する防腐剤や殺菌剤は、人の細胞にも悪影響を及ぼします。もともと健康な皮膚には常在菌と呼ばれる良い菌がたくさん住んでおり、皮膚表面を弱酸性に保ち、ほかの雑菌やカビからお肌を守る働きをします。防腐剤が入った化粧品を塗ると常在菌が死に、悪い菌やカビが繁殖して肌荒れが生じるのです。

 また化粧水・美容液・乳液・クリームなどの役割を1本でまかなうオールインワンゲルも危険です。スキンケアを簡単に済ませたいと思う消費者のニーズをとらえ、大人気を博していますが、その成分を見ると、水、合成ポリマー、合成界面活性剤、防腐剤などで、液体のビニールのようなものです。テープやビニールの表面は、ピンと張ってつるつるに見えます。それと同じように肌を液体のビニールで覆うことで、あたかも肌がきれいになったように感じさせるのです。しかし、実際には肌の細胞にダメージを与えています。

 正しい知識を持ち、適切な努力をすれば、体は必ず応えてくれます。ストレスのない範囲で美肌になるための生活を心がけてください。

–ありがとうございました。
(構成=尾藤克之/ジャーナリスト・経営コンサルタント)

●尾藤克之(びとう・かつゆき)
東京都出身。ジャーナリスト/経営コンサルタント。代議士秘書、大手コンサルティング会社、IT系上場企業等の役員を経て現職。著書に『ドロのかぶり方』(マイナビ新書)、『キーパーソンを味方につける技術』(ダイヤモンド社)など多数。

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