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中高年・高齢者の婚活トラブル続出 20代女性求める、家政婦代わり、性生活の不一致…

文=編集部
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●ケース3:56歳・会社員の男性

 結婚相談所の紹介で知り合った51歳の看護師の女性と交際。数回のデートを重ねて彼女と肉体関係を結び半年ほど交際したが、男性側が「どうも合わない」と別れを切り出した。すると女性のほうが「別れるなら婚約不履行で訴える」と言い出し、双方が弁護士を立てて話し合いに発展。男性に結婚の意思はなく慰謝料を提示するも「バカにしてる」と女性は納得せず、和解までかなりの時間を要した。

<アドバイザーより>

 中高年になると性に対する価値観の差はとても大きい。性生活に対する期待と失望の落差は深刻といえます。

●ケース4:66歳・会社経営の男性

 婚活パーティで知り合った53歳の女性と交際。離婚して出戻ってきた娘と暮らすその女性の自宅に出入りするようになるが、女性が不在でもアポなしで上がり込み、あろうことか娘を誘惑するようになった。「お母さんのことは大事にするし、何不自由のない生活をさせてあげるから、愛人になって一緒に暮らそう」とまで言い出したため、娘は「あんな男はイヤだ」と別れてくれるよう母親に直談判するも、「裕福な老後を送りたい」と聞き入れられなかった。怒った娘は「親子の縁を切る」と家を出て行ってしまい、今度はお目当ての娘がいなくなったことで男性が女性に別れを切り出し、女性がこれを拒否して大モメの事態となった。

<アドバイザーより>

 やはり経済力のある男性は人気があり、女性側の競争率も高くなるため、お目当ての男性に執着する女性はけっこういます。男性のほうも選り好みできる立場であることを自覚してますから、どうしても移り気になってしてしまいます。また経済力のあるなしにかかわらず、「これを逃したら後はない」という思いからか、気に入った女性に対してなりふり構わずにアプローチする男性も増えています。

●まとめ

 山あり谷ありの中高年や高齢者の婚活。それぞれの事情や欲望がぶつかり合い、負の感情がふくれ上がってトラブルへとつながることも少なくない。そして晴れて婚約までこぎつけたとしても、結婚となれば今度は相続という問題に絡む身内との確執も覚悟しなければならない。こうした現実を踏まえ、「家庭の幸せ」を求めない高齢者も増えているという。
(文=編集部)

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