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全然普及しなかった“お荷物”Windows Phone、なぜ大ブレイクの兆し?

文=編集部
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 昨今のWindows Phone搭載端末は、比較的安価な機種が多く発売されており、今後伸びるのではないかという期待感がある。

乗り換えるには厳しいのが現状

 しかし、人気のあるスマホアプリには、iOSおよびAndroidにしか対応していないものも多い。特にソーシャルゲームなどは、現時点でWindows Phoneではほとんど遊べるものがない状態だ。もちろん、今後普及すれば対応アプリは増えると思われるが、ユーザーが買い替えるに当たっては大きなマイナス要因といえる。

 ただ、マイクロソフト製品だけに、普段使用しているPCとの互換性は期待できる。例えば、Officeなどを使いこなしているビジネスパーソンには、利用場面が多そうだ。しかし、標準の地図アプリが日本に対応していないなど、現時点ですぐに利用するには厳しい部分もある。

 そして、意外と勘違いしがちなのだが、Windows PhoneはPC版のWindowsと操作感は似ているものの、性能が同じなわけではない。例えば、Windows PhoneのブラウザではFlashが動かないため、人気ゲームの『艦隊これくしょん』(DMM.com)などは遊べない。

 こうして見てみると改善の余地が多く、メイン機として使うには厳しい状態といわざるを得ない。現在、期待値が高まっているといわれているだけに、Windows 10発売後に登場するモデル次第で一気に普及する可能性もあるが、そこで魅力を打ち出せなければ急速にしぼんでしまう恐れもある。
(文=編集部)

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