コスパのいいAndroidスマホメーカーとして有名な中国の「Xiaomi(シャオミ)」から、23年6月に完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 4 Lite」が発売されました。見た目はAppleのAirPodsそっくりで価格はたったの2,480円。しかも、かなり音がよく「ネットではコスパ最強!」と評判です。そこで今回は、実際に筆者がXiaomi「Redmi Buds 4 Lite」を購入し、本当にコスパに優れているのか、音質や操作性などを検証したいと思います。
Xiaomiから2,480円のワイヤレスイヤホンが登場!
Androidスマホユーザーなら、「Xiaomi(シャオミ・小米)」という中国のスマホメーカーをご存じの方も多いでしょう。
Xiaomiは2010年にスマホメーカーとして起業した新興中国企業ですが、その品質には定評があり、コスパに優れたAndroidスマホは、日本でもかなり人気があります。
Xiaomiはスマホ以外にもタブレットやスマートウォッチ、スマート家電などを開発&販売しており、23年6月29日には、完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 4 Lite」が発売しました。
Xiaomi「Redmi Buds 4 Lite」の標準価格はなんと2,480円! スマホメーカーの純正品としては破格の安さで、ネットでは「こんなに安いのに音がよくコスパ最強!」と評判になっているのです。
そこで筆者は、実際に「Redmi Buds 4 Lite」を購入して、どのくらいの音質なのか? 使い勝手はどうなのかを検証してみたいと思います。
●Xiaomi「Redmi Buds 4 Lite」(公式)は→こちら
「Redmi Buds 4 Lite」は12mmドライバ搭載のパワフル型イヤホン!
まずはXiaomi「Redmi Buds 4 Lite」の基本スペックを確認しておきましょう。
Redmi Buds 4 LiteはBluetooth5.2を搭載した完全ワイヤレスイヤホンで、イヤホン本体のバッテリーだけで4.5時間の連続再生が可能です。
充電ケースと併用した場合は18.5時間も使用できるので、まずまずのスタミナですね。
サイズは充電ケースが片手で収まるサイズで、重さも35gと持ち運びには最適です。
さらに、IP54の防水防塵性能があるので、雨や汗で壊れてしまう心配もありませんので、長時間移動する旅行などに持っていきやすいでしょう。
Redmi Buds 4 Liteのイヤホン本体は“オープン型”と言われるもので、第2世代AirPodsとそっくりな形をしています。
左右にタッチセンサーが搭載されており、音楽の一時停止や電話の応答などに対応。また、搭載されているドライバはかなり大きめの12mmで、パワフルな音量を楽しめそうです。
また、通話時にはAIノイズキャンセリング機能が働き、クリアな音質で通話ができます。ただし、この機能は通話時だけのもので、音楽再生時にノイズキャンセリング機能は働かないのが、少々残念ですね。
■Xiaomi「Redmi Buds 4 Lite」のスペック
【イヤホンサイズ】32.24×18.22×19.63mm
【重量】35g
【ドライバサイズ】12mm
【インピーダンス】32Ω
【ANC】×
【防水防塵】IP54
【オーディオコーデック】SBC/AAC
【音楽再生時間】4.5時間
【最大通話時間】18.5時間
【イヤホン充電時間】1.5時間
【ケース充電時間】2時間
【Bluetoothプロファイル】A2DP/AVRCP/HFP
【Bluetooth】Version 5.2
【Bluetoothマルチポイント】×
【付属品】USB Type-Cケーブル/取扱説明書
【価格】2,480円
Redmi Buds 4 Liteとスマホのペアリング方法を確認しましょう。
まず、Redmi Buds 4 Liteのケースのフタを開けると、自動的にBluetoothペアリングモードになります。
そのため、スマホのBluetooth機能をオンにして、新しいデバイスを検索すれば、すぐにRedmi Buds 4 Liteとペアリングができるでしょう。
なお、今回のペアリング手順はXperia 5を使用しています。Androidスマホは機種によっては多少手順が異なることをご了承ください。
Redmi Buds 4 LiteをスマホとBluetoothでペアリングする手順
また、Xiaomiはスマホメーカーということもあって、Redmi Buds 4 Liteは「Google Fast Pair」に対応しています。
Google Fast Pairとは、Androidスマホとワイヤレスイヤホンを、簡単かつ素早く接続できる機能のことで、Android 6.0以降のスマホなら利用可能です。
そのためRedmi Buds 4 Liteのカバーを開け、スマホ本体に近づけるだけで、すぐにペアリングが開始されるのです。
「Google Fast Pair」を使ったペアリング手順
さらにスマホと連携すると、イヤホンから音を出して見つけやすくしたり、落としても切断された位置を地図に表示してくれる機能もあります。これはかなり便利ですね!
●Xiaomi Earbuds(Android)は→こちら
●Xiaomi Earbuds(iPhone)は→こちら
12mmドライバを活かした大音量なら音のバランスはいい!
それでは実際にRedmi Buds 4 Liteを耳に装着してみましょう。
まず、イヤホン本体は良くも悪くも第2世代AirPodsとほぼ同じ形状。しかも、本体は片方だけで3.92gと軽量なので着け心地はかなり軽い感じです。これなら長時間着けても問題ないでしょう。
また、本体の操作は長いバーのタッチセンサー方式になっており、ダブルタップで曲の停止/再生/通話が可能。トリプルタップで次曲送りや通話終了ができます。
タッチ感度はなかなかよく安定しているほか、シングルタップでは何も起きない仕様なので、イヤホン着脱時の誤タッチはほとんどありませんでした。
それでは、Redmi Buds 4 Liteで音楽を聴いてみましょう。最初に、いつもと同じように普通の音量で聴いてみましたが、低音がはっきりせずボンボン膨らんでいます。中音と高音は悪くないので、少し惜しい感じがしました。
Redmi Buds 4 Liteは12mmの大きめなドライバを搭載しているので、音量をかなり上げてみたところ、そのイメージは一変します。
低音の膨らみが低減されて、キレの良い低音重視のバランスになりました。低音にメリハリが付いたことで、中音と高音もよりはっきりと聴こえるようになり、パワフルな音を楽しめるのです。
このようにRedmi Buds 4 Liteは、音量をかなり大きくしないと音のバランスが悪く感じられるので、普段からヘッドホンなどでガンガン聴いている人にはちょうどいいかもしれません。
ただし、Redmi Buds 4 Liteはオープン型イヤホンなので、大音量だとかなり音漏れしてしまいます。電車やバスの中、あるいは静かな場所ではボリュームに注意したほうがいいでしょう。
とはいえ、たった2,480円であることを考えると、Redmi Buds 4 Liteの音質はかなりいいと思います。
ダイソーや3COINSで1,100円〜1,650円の激安ワイヤレスイヤホンを買うなら、もう少しだけプラスしてRedmi Buds 4 Liteを買った方が、満足度はかなり高いはずです。
まとめ
いかがでしょうか? 今回はXiaomiの「Redmi Buds 4 Lite」を実際に購入して使ってみました。
12mmという完全ワイヤレスイヤホンでは大きめなドライバを搭載しているだけあって、大音量のパワフルでバランスの良い音が楽しめました。
この音質でたった2,480円なのですから、間違いなくコスパ最強と言っていいと思います。
ただし、オープン型イヤホンなので、大音量では音漏れするので、使用時は周りに気を使ったほうがいいでしょう。
なお、Xiaomiはスマホメーカーなので、Androidスマホと接続したときの多機能さはかなりものです。
とくに、Bluetooth接続が切れたときに場所をマップで教えてくれる機能は、万一紛失したときに助かります。Redmi Buds 4 Liteは、このようなプラスアルファの機能も見逃せなませんね!