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多くの動画サイトが違法コンテンツの削除作業を続ける一方で、インセンティブ目当てでアップロードされる違法コンテンツを容認し、違法ユーザーと共犯的にサービス運用を長年続けていたFC2に、ついに捜査の手が入ったのです。
●インセンティブ目当てで「プロ」化するユーザー
自社の運用するサービスに、いかに優良なコンテンツを集めるか。各社のコンテンツ争奪戦は、インセンティブの提供によって、より激しさを増しています。インセンティブの提供は、従来からのコンテンツ制作者に「プロ」としての自覚を与え、それだけで生活できる「専業トップクリエイター」という存在を成立させることに成功しています。しかし同時に、インセンティブはユーザーの一部をコンテンツの剽窃や転載へと走らせ、そこで生まれる大きな利益を手段を選ばず実現しようとする、悪い意味での「プロ」をも生み出しています。
インセンティブによる遵法的なコンテンツクリエイター促進が成功するかは、サービス運用者の厳格な管理体制にかかっているのです。
(文=黒沼 透@torukuronuma/株式会社アクトゼロ取締役)
●株式会社アクトゼロ(http://www.actzero.jp/)
ソーシャルメディアマーケティング、コンテンツマーケティング、YouTube・Vineなどのネット動画プラットフォーム活用で、国内有数のクライアント実績を持つ。
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