スマホ、Winら第3勢力が急浮上!真っ向勝負“回避”戦略で、2大勢力を侵食なるか?
文=佐野正弘/ITライター
このように、MWCを起点として第3勢力が大きな動きを見せているが、いずれもiOSやAndroidと正面から戦いを挑むのではなく、法人やフィーチャーフォン利用者など、比較的ニッチな部分から市場開拓を進めようとしているのが、従来とは異なるポイントだ。狙いがニッチだけに、特に国内においては急速に市場シェアを拡大するとは考えにくいものの、逆に確固たるポジションを獲得しやすいともいえ、市場で一定の存在感を示す可能性が高い。
各社の発表内容を見ると、今年の後半から来年の頭にかけて、第3勢力に大きな動きがあるものと予測される。実際に製品がどのような形で現れ、どのような評価がなされるのか、注目しておきたいところだ。
(文=佐野正弘/ITライター)