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公明党は今回の参院選で候補者を擁立した7つの選挙区(東京、埼玉、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡)での全勝と、比例区で6議席の合計13議席が目標。「兵庫が当落線上で、福岡、大阪も予断を許さない」(公明党関係者)ため、自民党の支援にすがらざるを得ないのだ。
山口氏の足下では、山本太郎代表率いる「れいわ新選組」が沖縄の創価学会員である野原善正氏を山口氏にブツけるかたちで東京都選挙区に擁立。街頭演説で山口氏を名指しして「辺野古も止められないくせに、平和福祉とか偉そうに言うな」と“口撃”している。
野原氏の立候補が東京の創価学会員にどの程度影響するのかは未知数だが、以下のような声も囁かれている。
「改選6議席の東京では当初、山口氏は自民・丸川珠代氏に次ぐ2位当選とみられていたものの、ここへ来て本人は最下位での当選を恐れ始めた。6年前に取った80万票弱という票をかなり減らすのではないか」(自民党関係者)
野原氏は街頭演説でこうも叫んでいる。
「池田(大作・創価学会名誉会長)先生も『公明党をつぶせ』と言っている。公明党結党の際に、平和を捨て、国民をいじめるようになったら、いつでもつぶせと言っていた」
党代表としての選挙と候補者としての選挙。悩ましさが浮き彫りになる、山口氏の右往左往ぶりである。
(文=編集部)
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