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小沢氏に対する敵視は最近まで続いていると見られていた。というのも、「今年4月に小沢氏が率いていた自由党が国民へ合流した際、安住氏は『小沢氏と一緒になったら終わりだ』と言って、国民の若手議員を立憲会派へ引き抜こうとしていた」(国民関係者)というからだ。
もっとも、その一方で、安住氏は実利優先の現実派の側面もある。共産や社民も含めたいわゆる野党共闘の選挙体制が本格化したのは、16年の参院選から。当時、党全体に先んじて野党共闘を率先したのは、安住氏の地元である宮城選挙区だった。その16年の参院選で、安住氏は生活の党党首だった小沢氏とも一緒に街頭演説で揃い踏みしている。
10月からは国会対策の顏として、安住氏に再び華やかなスポットライトが当たる。元来の目立ちたがり屋の血が騒ぐことだろう。
統一会派の先には、政党の統合も視野に入る。小沢氏は9月23日、自らが主宰する政治塾の講演で、「一番国民にわかりやすいのは単一政党になること」と発言、統一会派にとどまらず、次期衆院選に向け合併すべきだとして、「年末年始に皆で考えなきゃならない時が来る」と主張した。
安住氏と小沢氏。この2人が再び動くことになるのか。
(文=編集部)
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