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『国境を越えたスクラム』著者・山川徹氏インタビュー
海外代表となる日本人選手たちも…レベルアップする日本ラグビーとW杯の“見どころ”
海外代表となる日本人選手たち
そもそも日本開催であることに加え、アイルランドに勝利したこともあって、前回W杯とは比較にならないほど、日本中がラグビー一色だ。
28日にNHKで生中継された日本代表対アイルランド戦後半の平均視聴率は、関東地区22.5%。関西地区22.8%。
瞬間最高視聴率は28.9%(関東地区)で、日本の勝利が決まった直後の午後6時12分。関西地区は28.0%で、こちらもほぼ同時刻の午後6時11分であった。
しかしそうした注目の高さも、日本ラグビーのレベルが上がっているからこそ。山川氏によれば、今の若い日本人選手のなかには、“世界最強のオールブラックス”を目指す選手もいるという。
「初戦のロシア戦でハットトリックを決め、一躍時の人となった松島幸太朗選手は、U20南アフリカ代表候補に選ばれていますし、元日本代表の小野晃征選手もニュージーランドのU19カンタベリー代表に選出されたことがあります。なので、これからは日本人選手が外国の代表選手になる時代もやってくるでしょう」
今回のW杯の結果次第では、日本がラグビー大国と呼ばれる日さえ夢ではないのかもしれない。
(文=福田晃広/清談社)

ラグビーは、居住年数など一定の条件を満たせば、国籍と異なる国の代表としてプレーできるスポーツだ。日本以外の国にルーツを持ちながら、ラグビー日本代表になった男たちを追う、渾身のノンフィクション。
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