16日、宮内庁は、秋篠宮眞子さまが国際基督教大学(ICU)在学時代の同級生、小室圭さんとの婚約の準備を進めていることを明らかにした。おふたりが結婚に至るまでには今後、数多くの儀式が執り行われる。
まず、小室さん側の使者が秋篠宮邸を訪れて結婚を約束する旨を伝え、結納品を渡す。これは、一般の結納の起源とされるもので、「納采(のうさい)の儀」と呼ばれる。次の「告期の儀」では、再び小室さん側の使者が宮邸を訪れて結婚式の期日を伝え、ここで正式に結婚式の日取りが決まる。そして、眞子さまが皇居内の宮中三殿で皇室を離れることを祖先にご報告され(「賢所皇霊殿神殿<かしこどころこうれいでんしんでん>に謁するの儀」)、天皇・皇后両陛下にごあいさつをされる(「朝見<ちょうけん>の儀」)。最後に再び小室さん側の使者が宮邸を訪れる「入第(にゅうだい)の儀」が行われた後に、結婚式が執り行われる。
「2014年に高円宮妃久子さまの次女・典子さまが結婚された際は、同年5月に婚約内定が発表され、結婚式が行われたのは同年10月でした。眞子さまの場合、まだ宮内庁が正式に婚約内定を発表しておらず、さらに天皇陛下の退位の問題もあり、結婚式は来年に入ってからになるのではないか」(皇室に詳しいマスコミ関係者)
そこで気になるのは、眞子さまと小室さんは結婚披露宴を行うのか、そして行うとすればどこで行うかという点だが、別の皇室に詳しいマスコミ関係者は言う。
「典子さま、さらには05年に結婚された天皇・皇后両陛下の長女・紀宮さま(黒田清子さま)も披露宴を挙げられたことを考えると、眞子さまも同様の可能性が高いです。そして、もし披露宴が執り行われる場合の場所ですが、東京・千代田区の帝国ホテル東京でほぼ決まりとみていいでしょう。皇居に面してそびえ立つ帝国は、古くは明治時代に宮内省(現宮内庁)の御用に指定されたという歴史を持ち、現在でも宮内庁関連の式典が数多く行われています。まさに宮内庁御用達といえるホテルで、紀宮さまの披露宴も帝国で行われました。
東京のホテル御三家といえば、帝国、ホテルニューオータニ東京、ホテルオークラ東京ですが、そのなかでも帝国のサービスの質は別格というのが、ホテル業界内で一致した評価です。たとえば、帝国ではこれまで数多くの大規模な国際会議が開催されてきましたが、期間中に他の一般の宿泊客は会議が開催されていること自体に気付かないほど、完璧かつ円滑なオペレーションを行うことができます。他のホテルでは考えられないことです」
いずれにせよ、眞子さまの結婚に、しばらく日本中の注目が集まりそうだ。
(文=編集部)