そんな中、中国産食材の危険を指摘する声が広がっている。
厚生労働省がネット上で公開している「輸入食品違反事例」によると、2013年度、中国からの輸入で以下のような食品が不適格とされた。
・冷凍うに……腸炎ビブリオ最確数 120/g
・半発酵茶、ウーロン茶……フィプロニル 0.006ppm検出
・あさり 活、冷蔵……プロメトリン 0.03ppm検出
・FROZEN FRIED OCTOPUS(たこ焼き)……大腸菌群陽性
・大豆粒状たんぱく GS51……亜硫酸ナトリウム(二酸化硫黄として)0.235 g/kg検出
・ウーロン茶(単そう)……インドキサカルブ 0.47 ppm、フィプロニル 0.010ppm検出
・CANNED STEWED PORK SLICE……指定外添加物(サイクラミン酸 7マイクロg/g 検出)
・味付け数の子……細菌数 1.3×105/g、大腸菌群陽性
・紅ズワイ棒肉……大腸菌群陽性
・紅ズワイ棒肉フレーク……大腸菌群陽性
・ニシン昆布巻……細菌数 4.0×106/g
・エビインゲン串フライ……細菌数 6.2×106/g
・冷凍しめさばスライス……大腸菌群陽性
・冷凍切り身、むき身、うに類(生食用)……細菌数 2.6×105/g
・こまつな……E.coli陽性
・植物由来の健康食品(MR.BEE 21)……シアン化合物 260 mg/kg検出
・植物由来の健康食品(蜂皇宝エクセレント)……シアン化合物 290 mg/kg 検出
・冷凍にら……メタラキシル及びメフェノキサム 0.05ppm検出
・塩蔵蓮根……次亜硫酸ナトリウム(二酸化硫黄として) 0.036 g/kg検出
・冷凍むき身つぶがい(生食用)……大腸菌群陽性
日本は世界中から食材を輸入しているが、中国産は輸入量が他国に比して多いことを差し引いても、不適格数は断トツであった。
●発覚しているのは氷山の一角
さらに恐ろしいことに、ノンフィクション作家の河添恵子氏は月刊誌「Are You Happy?」(幸福の科学出版/2013年10月号)の記事『中国の加工食品に注意』で、「モニタリング検査は、全輸入量の1割程度で、厚生労働省の違反事例は氷山の一角なんです」と述べている。さらに「中国産の食品(冷凍食品や加工品を含む)の輸入額はこの20年でざっくりと4倍に拡大、金額的に多いのは魚介類で野菜がこれに続きます。市場には汚染食品が大量に流通していると考えられます。例えば、『国産もやし』の種(緑豆)は現状、90%以上が中国産です。しかも中国で流通するもやしに、発がん性の高い無根剤という農薬が使用されています」と、中国産食材の危険性について警告を発している。