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もちろん、安いものには相応の理由がある可能性もあるわけですが、不動産の場合は多少事情が異なります。
例えば相続。「とりあえず相続したけど、使わないし持っているだけで固定資産税も払わないといけないので、さっさと換金したい」。こうした事情から、格安で売りに出す方も実際にいらっしゃいます。常にマーケットをチェックしていれば、思わぬ掘り出し物に出くわす可能性があります。
個人的には、定点評価調査をオススメします。これは、1カ月区切りなど、一定期間ごとに不動産業者への案件聞き込み(冷やかし?)や、ネット系バイヤーサイトの見物を行う方法です。こうすることにより、「この地域は大体これぐらいの価格帯に収まっているな」という、いわゆる「相場観」があなたの中に生まれます。
そしてある時「ん? これは、今までの価格の範囲に収まっていないぞ」という案件が自然と目に飛び込んでくることがあります。こういったチャンスをモノにしましょう。
1カ月に1回、せいぜい2時間程度を費やすだけです。それだけで数百万円の余計な出費を削減できる、と考えると大した手間ではないかと考えられます。
今回、おトクな不動産購入のテクニックをご紹介しましたが、どれも「基礎の基礎」的なものばかりです。それでも、持ち家を買う際に知っているのと知らないのとでは雲泥の差だと思います。
ちなみに、持ち家において「自宅と投資用は違う」と主張する方がいらっしゃいますが、このよくある誤解については、次回、検証したいと思います。
(文=土居亮規/Business Library Butterfly)
【前回記事はこちら】
『金額が適当ゆえ、持ち家/賃貸どちらが得かはわからない?』
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