マンションと戸建て、結局どっちがよい?費用、手間や利便性、震災対策…
先日マンションと戸建てのどちらがよいかというご質問をいただきましたので、両方に住んだことのある私の見解をご紹介いたします。
マンションのほうが優れていると感じられる点
まず、戸建てよりマンションのほうが優れていると感じた点です。
(1)セキュリティが充実しており、基本的には玄関ドアのカギを閉めるだけ。プライバシー確保も強固
→戸建てでは窓が多く1階から覗きや侵入が可能なので、防犯に注意する必要がある
(2)個人ではとても持てないスポーツジムやバーラウンジといった付帯設備を利用することができる
→戸建てでは広さに限界があり、こうした設備は難しい
(3)地盤改良や地震対策をしっかりやってもらえる
→戸建てではコスト面で限界があり、マンションほどの強度は確保できない。地震による液状化にも弱い
(4)都心や駅前など地価が高い場所でも、手が届く金額で買いやすい
→駅近の土地は高いので、戸建ては駅から徒歩10分以上歩くケースが多い。
(5)管理組合があるため外装や共用部分の清掃や修繕を考える必要がない
→戸建ては自分で管理し修繕を考え、業者を探して依頼する必要がある
(6)メゾネットやペントハウス以外はフラットで階段がないので、高齢者にも安心
→戸建てでは2階建て以上が一般的で、自動ドアやエレベーターも高価なので、バリアフリーには限界がある
(7)提携ローンなら建物の審査は済んでいるので、住宅ローンの審査がスムーズで速い
→分譲戸建てはマンションと同じくスムーズだが、注文住宅は個別審査で時間がかかる。土地から買う場合、審査中に土地が売れてしまうということも起こりうる
(8)台風や竜巻、水害などがあっても、あまり影響がない
→戸建ては自然災害に強くはなく、木造住宅は浸水・シロアリ・湿気による腐食といった懸念がある
(9)防火・防音がしっかりしている
→戸建てもRCでなければマンションほどの快適性は確保しにくい
(10)ゴミの整理は清掃人がやってくれるし、基本的にいつ出しても怒られないので、ゴミ出しがラク
→戸建てはゴミ出しの日を守らなければならず、面倒
戸建てのほうが優れていると感じられる点
次に、マンションより戸建てのほうが優れていると感じた点です。