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ダマされないための「儲けのカラクリ」 第17回

コンビニ商品カロリー量、上/下位3つは? 仕事で忙しい人のための絶対に太らない方法

文=坂口孝則/未来調達研究所取締役

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コンビニ商品カロリー量、上/下位3つは? 仕事で忙しい人のための絶対に太らない方法の画像1「Thinkstock」より

 さまざまなテレビ番組や雑誌などでもお馴染みの購買/調達コンサルタント・坂口孝則。いま、大手中小問わず企業から引く手あまたのコスト削減のプロが、アイドル、牛丼から最新の企業動向まで、硬軟問わずあの「儲けのカラクリ」を暴露! そこにはある共通点が見えてくる!?

 絶対に太らない方法を見つけた。16年前のことだ。

「一日1500~2000kcalのみを摂取すればいい!」

 やってみた。そこから16年間、ずっと体重が変わらなかった。高校生のころから買い物の時、ずっと食品の「エネルギー」表示部分を見続けてきた。

 しばらくして、岡田斗司夫さんが傑作『いつまでもデブと思うなよ』(新潮新書)でレコーディングダイエットを提唱した時、やはり食事のカロリーに注目すればよいと合点がいった。やはり、最大のダイエット法は、節度ある食生活だろう。

 ところで、最近は、カロリー表示を気にする人が増えた。どこにでも「低カロリー」の文字が躍っている。コンビニエンスストアでも、商品を裏返しながら、カロリーをチェックするビジネスパーソンが多い。

 では、コンビニで買える食材の中で、何が最もカロリーが高く、何が最もカロリーが低いのだろうか。コンビニで販売されている100以上の商品を調べたところ、上位3つは以下のとおり。

 ・「キャノーラ油」(9000kcal)
 ・「オリーブオイル」(2250kcal)
 ・「月桂冠 月」(1940kcal)

 一方、完全なゼロカロリー商品を除けば、下位3つは以下のとおり。

 ・「ヘルシア緑茶」(14kcal)
 ・「フリスクペパーミント」(21 kcal)
 ・「クリスティリキッド」(23.4kcal)

 その差は、100倍以上にも及ぶ。

●コンビニ商品1円当たりのカロリー量上位3つと下位3つ

 さらにつっこんで、コンビニ商品のうち、1円当たりのカロリー量を調べてみた。100円で100 kcalなら、100 kcal÷100円で、1円当たり1kcalというわけだ。さっそく上位3つを見てみると、

 ・「キャノーラ油」(31.25 kcal/1円)
 ・「オリーブオイル」(6.47 kcal/1円)
 ・「いかり豆」(4.92 kcal/1円)

であった。アベノミクスも先行きが怪しい。お金がなければ、油で栄養補給を、とは冗談にもならない。ただ、4位には「ココアシリアル」(4.50 kcal/1円)、5位には「ぶどうパン マーガリンサンド」(4.49 kcal/1円)と、低価格でそれなりに腹にたまるものもありそうだ。もちろん、冒頭で書いたとおり、逆にいえばこれらはダイエット観点からはオススメできない。

 その次に下位3つを見てみると、

 ・「ヘルシア緑茶」( 0.07 kcal/1円)
 ・「眠眠打破」(0.10 kcal/1円)
 ・「フリスクペパーミント」(10.11 kcal/1円)

となった。キャノーラ油と比べると、その差は400倍以上にも広がる。下位3つ以外で、意外と1円当たりカロリーが低いのは

 ・「ビーフジャーキー」(0.30 kcal/1円)
 ・「パイナップル」(0.50 kcal/1円程度)
 ・「マグロ寿司」(同)

などがある。これまたダイエットの観点からいえば、1円当たりカロリーが低い商品を選びたい。

●ダイエッターの苦悩

坂口孝則/未来調達研究所取締役

坂口孝則/未来調達研究所取締役

大阪大学経済学部卒業後、電機メーカー、自動車メーカーで調達・購買業務に従事。調達・購買業務コンサルタント、研修講師、講演家。製品原価・コスト分野の専門家。サプライチェーン分野の知識を使い、ものづくり領域の先端解説などを行う。
未来調達研究所

Twitter:@earthcream

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