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●掛け捨て保険は比較検討するべき
ここまで見てきたように、13年5月から14年5月までのわずか1年間で、最安保険料ランキングは3回も変動している。そして、今後も変動は起こることが予想される。
ネット生保の保険料引き下げ競争は、消費者にとっては好材料といえるだろう。そんな中で気になるのは、ネット生保以外の保険会社の保険料である。大手生保などは、定期保険を単体で販売していないのが一般的だし、同じ条件で保険料比較ができない商品も多い。そこで、商品としては販売していないが、定期保険部分の保険料だけを参考価格として教えてもらったところ、2倍くらいの差が出ている商品もあった。
保険商品は「同じ条件で比較できる商品」が少ないため、消費者は「保険料単価」を比較して、保険を選べる機会は多くない。とはいえ、掛け捨ての保険こそ、掛け捨てる部分の保険料は安いほどよいはずだ。
保険商品や保障プランを選ぶときは、ひとつの商品で保障内容を検討するだけでなく、他社のできるだけ似た条件の商品を探し出し、保険料を比較してみる習慣をつけることも大切だろう。
(文=畠中雅子/ファイナンシャルプランナー・高齢期のお金を考える会)
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