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ダマされないための「儲けのカラクリ」 第12回

もし“マジメ人間”桑田佳祐がサラリーマンだったら成功するか?

文=坂口孝則/未来調達研究所取締役

 サザンオールスターズは活動休止中であっても、解散はしていない。おそらく、34年ものあいだに、さまざまな葛藤や対立があっただろう。しかし、08年の活動休止ライブでは、桑田さん本人の口からどんな発表があるのだろう、と不安を募らせていたファンに、「いつものサザンを楽しんでください」と軽く言ってのけた。自分たちの都合よりもファン優先。私を含む日産スタジアムの満員観衆は、大歓声に包まれた。

 そこから、サザンオールスターズの復活はまだ見えてこないものの、桑田さんはソロツアーで12年の大晦日まで日本をまわりつづける。

 日本のトップランナーが感性のひとではなく、努力のひとであることは、凡人の私を鼓舞しつづけてくれる。そして、それは桑田さんを初めて見たときから、ずっとそうなのだ。

坂口孝則/未来調達研究所取締役

坂口孝則/未来調達研究所取締役

大阪大学経済学部卒業後、電機メーカー、自動車メーカーで調達・購買業務に従事。調達・購買業務コンサルタント、研修講師、講演家。製品原価・コスト分野の専門家。サプライチェーン分野の知識を使い、ものづくり領域の先端解説などを行う。
未来調達研究所

Twitter:@earthcream

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