ダイエット、ジョギング、禁酒、禁煙など、強い意志を持って自ら始めたはずなのに、続かず失敗してしまう。なぜ、続かないんだろうと思いながら、結局やめてしまう。その原因は、習慣化する技術を知らないからだ。
『1つのことを長く続けられる技術』(こばやしただあき/著、サンマーク出版/刊)では、何度トライしてもできなかったことが誰でもできてしまう習慣化する技術を紹介する。
どうしたら三日坊主にならずに、長く続けられるのか。続ける理由があると続けやすいのは当然だが、その数は1個よりも2個のほうが、2個よりも3個のほうがより続けようとする力が持続する。続ける理由に比例して、続ける力も高まるのだ。
また、習慣の本質は「信念(自分を信じること)」だが、この信念は自分でつくっていかなければならないという。では、どうやってつくればいいのか。その1つが「続ける理由・やめない理由をつくる」ということだ。続ける理由ややめない理由をたくさんつくることができれば、これまでよりも続けやすくなるのだ。
もう一つ紹介しよう。やめグセを知るというのも、長く続けるためには大事なことだ。
人間関係で嫌なことがあったとき、忙しくて心身ともに疲れているとき、仕事でうまくいかないことがあったときなど、人それぞれにやめてしまうときのクセやパターンというものがあるという。
自分がやめてしまうときのクセを知らずにいると、続けられないことに悩んだり、自分を卑下したりしてしまうだろう。そして、結局は「やる気」に頼ることになる。しかし、「やる気」はずっと持ち続けられるものではない。実は続ける上で最もやってはいけないことだと著者は述べる。
だから、やめてしまいそうになるときのパターンを把握し対策を講じることが、続けることにつながるのだ。
何かを続けることは、元々の目的に結びつかなかったとしても、意外なところで役に立つこともある。何か始めても、三日坊主で終わってしまう。そんな人は、習慣化する技術を駆使して、決めたことを続ければ、良い結果に結びつくはずだ。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。