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「ご覧ください、いずれ家を建てたときに、家にあわせて造り付けにしたほうが間取りにぴったりだし、地震対策にもなるんですよ。だから今は無駄な家具は買わないでください」
実はここで、お客さんを「家具」から「家」に誘導しているのです。そこからスタッフは家具よりも家についての話をします。結婚する直前や直後のお客さんは「マイホーム」への関心が高いため、早いうちからマイホームを持つことの経済的なメリットを説明するとその気になりやすいようです。そこで、ローンなどお金に関するセミナーに招待して、両親も巻き込んでいくと、マイホーム購入の話が具体化しやすいばかりか、実家のリフォームなどの受注にもつながるといいます。
多くの住宅会社が、顧客をモデルハウスに呼び寄せることに苦心する中で、この会社の「仕組み」は一風変わっていますが秀逸です。通常、住宅会社のターゲット顧客は「小学校入学前の子どもがいるファミリー」なのですが、この会社はこの方法によって「新婚建築」という新しい市場を創り、大手住宅会社と競合することなく利益を上げているといいます。
利益を上げているビジネスの裏側には必ず優れた「仕組み」があります。
本書では、閑古鳥の鳴くカフェが再生するまでの物語を通して、その「仕組み」を作るためのポイントと、成功例を解説。
起業を志す人にとって、ビジネスの根幹を身につけることのできる参考書になってくれるはずです。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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