50代からはフリーランスで稼げ!会社から独立して成功する人の人脈術
終身雇用制度が機能していたのは、もう昔の話。かつての企業は新卒入社した社員を定年まで面倒を見るのが当たり前だったが、今では誰もが知る一流企業が「早期退職制度」を使って退職者を募ることも珍しくない。
『会社を50代で辞めて勝つ! 「終わった人」にならないための45のルール』(集英社/高田敦史)によると、早期退職の対象として多いのが「50歳以上」。この年齢以降の人材は、会社から「伸びしろのない、終わった人」と見なされていると言っても過言ではない。実際に、勤めている会社で居心地の悪さを感じている人も多いのではないか。
本書の内容から、この年代層のビジネスパーソンに、定年まで会社にしがみつくのではなく、独立して新たな人生を踏み出す可能性を示す本連載。第2回のテーマは「人脈」だ。
独立後に役立つ人脈をつくるために今やるべきこと
人脈はフリーランスとして生き残るためのカギになるが、仕事の人脈とは単純な知人の数ではない。自分に仕事を発注してくれる人や、仕事を紹介してくれる人をいかに持つかが大事になる。
では、そうした「本物の人脈」をいかにつくるか。本書によると、「ビジネススクール」に通ってみることはひとつの手段だという。
本書の著者で、自身もトヨタ自動車から独立しフリーランスとして活躍している高田敦史氏によると、ビジネススクールは会社員時代よりも独立した後のほうが通うメリットが大きいという。日本ではビジネススクールを卒業したことが給料や報酬に反映されることは少ないが、フリーランスの場合、そこに集う社会人学生との交流が仕事につながることが多々あるからである。同様の理由で、講演会なども仕事につながることがあるという。
社会人として働きながらビジネススクールで学ぼうという人や講演会に来る人は、基本的に意識の高い人。そうした人々との交流自体も素晴らしい刺激になることはいうまでもない。
一方で、高田氏によると、独立して活躍する人の多くは会社員時代に働いていた業界の周辺から仕事をもらっているという。フリーランスになったからといって、会社員時代とまったく違うことをする必要はない。慣れ親しんだ業界の中で、案件数は多くなくとも確実な顧客をつかんで食べていく、というのはフリーランサーの「勝ちパターン」のひとつなのだ。
だからこそ、今勤めている会社のキーパーソンや取引先の担当者と密な関係を築いておくことも、独立を考えているなら必須となる。
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今回は人脈をテーマにしたが、本書では独立にあたって必要なことや、やるべきこと、心構えなど、フリーランスとして働いていく上で欠かせない知識を解説している。
定年まで会社で過ごすか、それとも独立して新しい生き方を模索するか、どちらが正しいという話ではない。しかし、会社員としての長いキャリアが高く評価され、必要とされるフィールドは必ずある。そこに飛び込んでみるかどうか、本書を一読して真剣に検討してみてはいかがだろうか。
(文=編集部)
※本記事はPR記事です。